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首位神戸、悲願の初Vに前進!! 5万3千人国立で3発快勝、鹿島は7年連続無冠決定

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神戸が3-1で快勝

[10.21 J1第30節 神戸 3-1 鹿島 国立]

 J1リーグは21日、第30節を各地で行い、首位のヴィッセル神戸が4位の鹿島アントラーズに3-1で快勝した。神戸は前節の横浜FM戦(○2-0)に続き、またしても上位対決を制し、悲願の初優勝に向けて一歩前進。一方、敗れた鹿島は首位との勝ち点差が14に広がり、7年連続の国内無冠が決まった。

 カップ戦と国際Aマッチウィークのため、約3週間ぶりのJ1リーグ戦。国立競技場開催に53444人を集めた神戸は累積警告による出場停止明けのMF井出遥也が復帰し、DFマテウス・トゥーレルも2か月ぶりの先発入りとなった。対する鹿島は10番のMF荒木遼太郎が今季3度目の先発起用をされた。[スタメン&布陣]

 試合は両チームともにロングフィード主体で攻撃を組み立てる中、先に試合を動かしたのは神戸だった。前半16分、左サイドを攻め上がった井出が鋭い切り返しから左足でクロスボールを送り込むと、ゴール前でMF佐々木大樹が反応。DF安西幸輝と競り勝ってヘディングで叩き、ゴール右隅に流し込んだ。

 その後も神戸が優勢に試合を進める中、鹿島はロングボールでカウンターに出ようにも、ことごとくDF山川哲史とM・トゥーレルの対人守備に阻まれる。すると前半42分、次のビッグチャンスも神戸。FW大迫勇也のボール奪取から井出がまたも左を崩し、ゴール前のパス交換からMF扇原貴宏が振り向きざまに左足で狙ったが、これは枠を外れた。

 それでも神戸は前半45分、再びスコアを動かした。自陣でのビルドアップを起点に鹿島のプレッシングの足を止め、MF山口蛍が左サイドにロングフィードを送ると、これにFW武藤嘉紀が反応。意表を突いた右足アウトサイドでクロスを配球し、これに反応した井出が安西に競り勝ち、ヘディングシュートでネットを揺らした。

 2点ビハインドとなった鹿島は後半開始時、DF関川郁万、広瀬、藤井を下げてDF昌子源、MF松村優太、MF仲間隼斗を投入。佐野が右サイドバックに回った。その後は佐野を起点にボールを前進させられる場面が増え、試合を互角の展開に持ち込んでいった。

 しかし、神戸も勢いを失わない。後半15分、右に開いた山口のクロスに大迫がドンピシャのヘディングシュート。これは早川のスーパーセーブに阻まれるも、同17分にはセットプレーのこぼれ球に反応したDF酒井高徳のボレーシュートを大迫がフリックし、ゴールネットを揺らす。結果的にはオフサイドの判定が下されたが、背番号10が脅威を見せた。

 なんとかゴールに近づきたい鹿島は後半30分、右サイドを駆け上がった松村のクロスが大外に通り、鈴木が胸トラップから右足で狙うも、シュートは枠を捉えられない。さらに同33分にも松村のクロスが鈴木に通るも、ボレーシュートはGK前川黛也の正面に飛んだ。

 神戸は後半34分、大迫のポストプレーからFWジェアン・パトリッキが左を攻めたが、シュートは左ポスト。同38分、大迫のスルーパスに武藤が抜け出すも、1対1でのシュートは早川に阻まれた。

 さらに神戸は後半39分、扇原の右CKにパトリッキが頭で合わせると、このシュートは左ポストに当たったが、跳ね返りを拾った佐々木が左の角度のないところからボレーシュート。豪快にゴール上に突き刺した。直後、オフサイドポジションにいた武藤が相手のプレーに影響を与えていたとしてVARが介入したが、ゴール判定は変わらず、3-0となった。

 鹿島は後半アディショナルタイム1分、途中出場MF柴崎岳からのパスを受けた松村がカットインから左足でミドルシュートを突き刺し、ようやく1点を返す。だが、反撃はここまででタイムアップ。2位の横浜FMも勝利したため勝ち点差4は変わらなかったものの、残り4試合、神戸が初優勝に向かってまた一歩前進した。

(取材・文 竹内達也)
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Text by 竹内達也

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