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右目が腫れても「なによりも、ただ勝ちたかった」横浜FM角田涼太朗は気合いのプレーもドローに悔しさ

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DF角田涼太朗

[11.24 J1第33節 横浜FM 0-0 新潟 日産ス]

 右目のまぶたは大きな腫れを見せていた。横浜F・マリノスDF角田涼太朗は度重なる負傷にも、ただひたすらに勝利を求めた。しかし結果はドロー。「結果がすべてのゲームだった。そのなかで勝ち切ることができなかった。本当に、きょうはそこに尽きる」と悔しさをにじませた。

 下顎の骨折から前節・セレッソ大阪戦で約1か月ぶりに復帰した。ヘッドギア着用という見た目ながらも、奮闘ぶりに変化はなし。今節も勢いに乗る新潟の攻撃を冷静にはじき返した。

 だが、前半39分にアクシデント。FKで放たれたボールがゴール前で混戦になると、得点を狙った角田がDF新井直人との競り合いで顔面を強打する。その場に倒れ込んだが、時間を置いてプレー続行。右目のまぶたは大きく腫れあがっていた。

 それでもひたすらに勝利を追い求めた。そして、無念のスコアレスドロー。「攻め手もあったし、きちんとオーガナイズできていた中で点が取れず。今年そういうゲームを何回も繰り返してきてしまっている。それが最後の最後に出てしまったことが悔しい」(角田)。右目の痛みよりも、勝利できなかったことを嘆いていた。

 終盤には着用していたヘッドギアを取り外していた。腫れている右目の邪魔にもなったからとポツリ。それ以上に、はやる思いに駆られたものだった。「なによりも、ただ勝ちたかった。自分のことはどうなってもよかったし、チームが勝てればなんでもいいと思っていた」と勝利のためだったことを強調した。

 今節で引き分けたため、首位・ヴィッセル神戸があす勝利すると優勝が決定し、横浜FMの連覇はなくなってしまう。だが、角田はまだ前を向く。「誰一人あきらめている選手はいない。他力になったけど、リーグ戦はあと1試合、ACLはあと2試合残っている」。最終ラインで戦ってきたという自負のもと、「やってきたすべてを出せればいい」と力を込めていた。

(取材・文 石川祐介)
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石川祐介
Text by 石川祐介

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