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U-22日本代表MF日野翔太、鳥栖で初先発も自らに課題「得点感覚をもっと研ぎ澄まして」

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2025年にサガン鳥栖への入団が内定しているMF日野翔太

[11.25 J1第33節 柏 2-2 鳥栖 三協F柏]

 シーズンが終盤に差し掛かり、初先発のチャンスがめぐってきた。2025年のサガン鳥栖への入団が内定している拓殖大学3年生のMF日野翔太は、敵地での柏レイソル戦でトップ下としてスタメンに抜擢された。

 開始4分での鳥栖の先制シーンでは、左サイドを突破したFW岩崎悠人の折り返しをゴール前で呼び込む。日野へのパスは柏DFのスライディングにあってしまったが、こぼれ球をFW富樫敬真が押し込んだ。前半終了間際には自らチャンスをつくり、MF河原創のパスを柏のCBの間でパスを受けると、反転してシュートに持ち込む積極性も見せた。

 日野は後半17分までプレー。これまでJ1で2試合、ルヴァン杯で2試合、途中出場はあったが、62分間のプレーは最長となった。

 先発に起用した川井健太監督は、「良いパフォーマンスを出したと思います。ただ、彼の力からすれば、少し物足りないというか、まだまだできるなっていうのがあって」と発破をかける。

 U-22日本代表の一員として9月に開幕したアジア大会を戦った日野は、準優勝に貢献。初戦のカタール戦から決勝の韓国戦までの全6試合で5試合に出場し、3得点と結果を残している。

「高いレベルでプレーしたいっていうところは今年の目標としてあったので。まずプロのスタメンで出たところはよかったと思います」。世代別代表、J1と着実にステップしている日野。しかし、21歳のアタッカーは「気配というか、得点感覚をもっと研ぎ澄まして、しっかりゴールを決めきるまでもっとこだわってやっていきたいと思います」と自らに課題を課した。

(取材・文 奥山典幸)
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奥山典幸
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