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優勝・残留の大一番となったJ1第33節に国際主審が相次いで不在…ACL秋春制が影響か

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神戸の優勝が決まったJ1第33節

 J1は24日と25日に第33節を行い、ヴィッセル神戸の優勝が決まった。残留争いでは最下位の横浜FCがひとつ上の17位・湘南ベルマーレとの直接対決に敗れて残留が絶望的な状況に。残るは最終節のみとなったが、最終盤のリーグ戦ではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の秋春制移行によって思わぬ影響が出ていた。

 優勝争いと残留争いの両方で大一番を迎えた今節だが、7人いる男性の国際主審のうちリーグ戦を担当したのは2人だけ。J1未経験の長峯滉希氏のほか、東京オリンピック担当審判員の木村博之氏、今年のU-20W杯で笛を吹いた荒木友輔氏、アジアカップを担当予定の飯田淳平氏、カタールとの審判交流プログラムに参加していた谷本涼氏の5人が国際主審として一定の評価を受けているにもかかわらず、山場の第33節で割り当てを受けなかった。

 背景にはACLの秋春制移行が影響していそうだ。日本人審判員が基本的に担当する西地区は月曜日と火曜日に試合が行われ、グループリーグ第5節は27日と28日の開催を予定。主審、副審、第4審判員、VAR、AVARと多くの審判員をACLに派遣する必要があるため、日程の都合上24日と25日のJ1は国際主審のほとんどが欠場を強いられたと思われる。

 多くの審判員が不在となったため、第33節では24日の試合を担当した12人の審判員のうち7人が翌日の試合も担当することに。なかでもFC東京対北海道コンサドーレ札幌は6人中4人が前日の横浜F・マリノス対アルビレックス新潟を捌いた審判団となり、苦しい台所事情を窺わせる構成になっていた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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