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東京VのMF梶川諒太&MF小池純輝が契約満了「実感はまだ湧かないですが…」「ヴェルディを愛せて良かった」

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東京Vの2選手が契約満了

 東京ヴェルディは7日、MF梶川諒太(34)とMF小池純輝(36)が契約満了となり、2023シーズン限りでチームを離れることを発表した。

 梶川は今季J2リーグ戦で8試合に出場し、2得点を記録。小池はリーグ戦1試合の出場だった。東京VはJ1昇格プレーオフを制し、16年ぶりのJ1復帰を決めている。

 クラブ公式サイトを通じて梶川は「これからは一ファンとしてヴェルディの事を応援します!今シーズンがヴェルディで戦えた最後になる実感はまだ湧かないですが、まだまだ身体は動くので、これからも梶川諒太を応援してくれたら幸いです。本当にありがとうございました」とコメント。小池は「どんな時も変わらず応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。ヴェルディを愛せて良かった。また逢う日まで」と述べた。

以下、2選手のクラブ発表プロフィール&コメント全文

●MF梶川諒太
(かじかわ・りょうた)
■生年月日
1989年4月17日(34歳)
■出身地
兵庫県高砂市出身
■身長/体重
164cm/58kg
■経歴
荒井FC-兵庫FC-関西学院高-関西学院大-東京V-湘南-長崎-東京V-徳島-東京V
■出場歴
J1リーグ:23試合2得点
J2リーグ:330試合21得点
カップ戦:4試合
天皇杯:12試合1得点
J1参入プレーオフ(2017):1試合
J1参入プレーオフ(2018):2試合
■コメント
「今シーズンをもちまして、東京ヴェルディを離れることになりました。
大学4年生の強化指定選手だったシーズンを合わせると、8シーズンヴェルディで戦うことができました。
全部で3度加入するなど、本当にヴェルディにはお世話になりました。
2012年関西から大卒で加入し、当時のベテラン選手とプレーした時のレベルの高さ、厳しさに、ビクビクしながら、それでも喰らい付いていくことで自分がどんどん成長できていることを感じながら充実した新人のシーズンを送りました。ピッチ内での厳しさ、ピッチ外での優しさ、今でもあの方達を超える選手はいません。
今僕がその方達の年齢になり、ベテランと呼ばれる存在になりましたが、全くそのような存在にはなれませんでした。
ですが、僕なりにチームの為にやれる事を全力で取り組んできました。
どうやったらヴェルディが強くなれるのか、クラブとしてもっと良い組織になる為にはどうしたらいいかということを日々考えながら、色々な意見もさせてもらいました。
特にこの3年間は自分の人生において成長できる良い経験をさせていただきました。
2017年にロティーナのポジショナルサッカーに出会い、2019年に永井さんのポゼッションサッカーでこんなに楽しいサッカーがあるんだと衝撃を受けました。毎試合ワクワクしたのはあの時が初めてでした。2021年に堀さんの人間性に惹きつけられ、ゲームキャプテンも任せられてこの監督の為にと戦い続けました。
今年サッカー人生で初めての大怪我を経験し、長いリハビリ生活を送りました。
予定よりも早く復帰できたのは、付きっきりでトレーニングしてくれたトレーナーの皆さん、近くで支えてくれた家族、選手のおかげです。
少しずつ変わりゆくヴェルディの中で、ヴェルディの良さを継承しながら強いヴェルディに変える思いで今年も全力で取り組んできました。
そして悲願のJ1昇格!大好きで自分にとって特別なヴェルディでの昇格は言葉になりませんでした。
試合に出てたっけっと錯覚するくらい泣きました!笑
消滅の危機を経験し、2018年J1との入れ替え戦で地獄を見て、それでも変わらずヴェルディを愛し応援し続けてくれたファン・サポーターのみなさんが報われる日を一緒に迎えられて本当に嬉しかったです。
今年も素晴らしいチームメイトに恵まれ、生意気すぎるけど可愛い若手、仏のような最年長2人、ヴェルディの選手は常にチームの為に戦い仲間を支え合える最高の仲間たちです。
そして最後にコイカジ揃って愛するクラブで昇格。ここでも一緒かー!笑
サッカーの神様がくれたヴェルディでの最後のプレゼントですね。
アカデミー出身の子達よりも緑の血が流れていると自信を持って言えます。というか多分アカデミー出身です!
ヴェルディ戦士としてJ1で戦いたかったですし、ヴェルディで引退するつもりで取り組んできましたが、僕がやれる事は全て出し切ったので後悔はないです。
これからは一ファンとしてヴェルディの事を応援します!
今シーズンがヴェルディで戦えた最後になる実感はまだ湧かないですが、まだまだ身体は動くので、これからも梶川諒太を応援してくれたら幸いです。
本当にありがとうございました。
めちゃくちゃ長くなってすみません。
こんなに好きにさせてくれたヴェルディに感謝!
ヴェルディ愛してる!!!!」

●MF小池純輝
(こいけ・じゅんき)
■生年月日
1987年5月11日(36歳)
■出身地
埼玉県嵐山町出身
■身長/体重
180cm/74kg
■経歴
坂戸ディプロマッツFC-浦和ユース-浦和-草津(現群馬)-浦和-水戸-東京V-横浜FC-千葉-愛媛-東京V
■出場歴
J1リーグ:4試合
J2リーグ:481試合75得点
天皇杯:18試合2得点
■コメント
「東京ヴェルディを愛する全ての皆さん、J1昇格おめでとうございます。
J1昇格を果たせたのは、これまでヴェルディに愛情を注いでくださった選手、監督、スタッフ、パートナー企業、ホームタウン、ファン・サポーター、皆さんがつないでくれて成し遂げられた結果だと思っています。
とても長いJ2生活でしたがヴェルディはJ1にいるべきチームです。
私はヴェルディを離れますが最後に昇格メンバーの一員として過ごせたことを誇りに思います。
7年間本当にありがとうございました。
初めてヴェルディでプレーをしたのは2012年なので今から11年前です。
外から見ていたヴェルディはめちゃくちゃ上手いけど、めちゃくちゃ怖そうという印象でしたが、一度受け入れてもらうと愛情深く温かい選手達ばかりですぐにヴェルディが好きになりました。
2014年から横浜FC、ジェフユナイテッド市原・千葉、愛媛FCと3クラブでお世話になり、2019年に再びヴェルディでプレーが出来るとは思ってもいませんでした。
きっと、2012年当時を知ってくださっている方は32歳になって今さら小池はいらないだろと思っていたのではないでしょうか。笑
最終的にこの年はキャリアハイの16ゴールとハットトリックを2回も経験し、充実したシーズンを過ごすことが出来ました。
そして、2年後の2021年は17ゴールでキャリアハイを塗り替え、J2の日本人得点王にもなれました。
34歳でこのようは結果を残せたのはヴェルディのサッカーのお陰だと今でも思います。
ピッチ外では各種SNS、コイカジTV、喫茶フロール、コイカジオフ会などサポーターの皆さんとたくさんの接点を持てたことで更にヴェルディに対する想いが強くなりました。
昨年から出場機会が減り、今年は特に苦しい1年になりましたが、最後にずっと一緒に頑張ってきたカジと共に昇格を掴み取れたことも一生の思い出です。
残念ながら「ヴェルディで昇格して埼スタでレッズと試合をする」という夢の、半分は叶いましたが、半分は叶えることが出来ませんでした。
私のこの想いを背負って、一緒にプレーをした頼もしい後輩達が来年J1で戦ってくれると信じています。
改めまして、どんな時も変わらず応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
ヴェルディを愛せて良かった。
また逢う日まで。
小池純輝」
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●2023シーズンJリーグ特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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