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J1昇格の東京V、36歳DF奈良輪雄太の現役引退を発表「私のサッカー人生になに一つ後悔はありません」

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DF奈良輪雄太が現役引退

 東京ヴェルディは7日、DF奈良輪雄太(36)が現役を引退することを発表した。

 奈良輪は筑波大からSAGAWA SHIGA FC(JFL)を経て、2013年にアカデミー時代を過ごした横浜F・マリノスに加入。2016年に湘南ベルマーレへ完全移籍し、2018年に東京Vへ期限付き移籍した。同シーズンにJ2リーグ戦全42試合に出場し、東京Vの6位フィニッシュとJ1参入プレーオフ進出に貢献したが、チームは昇格に王手をかけた決定戦でジュビロ磐田に敗れた。

 翌2019年から完全移籍となり、今季はJ2リーグ戦17試合に出場。東京Vは3位でJ1昇格プレーオフに進出した。奈良輪は準決勝のジェフユナイテッド千葉戦(○2-1)で後半45分から途中出場。決勝の清水エスパルス戦(△1-1)は出番なしとなったが、ドローで終えたチームは年間順位により、16年ぶりのJ1復帰を果たした。

 奈良輪は現役引退に際し、クラブ公式サイトで「2023年の契約更新でみなさんに、ヴェルディ以外のクラブでプレーするつもりはない、と公表していた通り、クラブから契約を貰うことができなければスパイクを脱ぐ覚悟で1年間プレーしてきました。なので私のサッカー人生になに一つ後悔はありません」と語っている。

 そして周囲への感謝を述べた上で「私のサッカー人生の最後に、J1に昇格をすることができたのは一生の思い出です。試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、みんなでラインダンスをしたあの瞬間、一生忘れません」と振り返り、「東京ヴェルディでプレーできたことは私の誇りです。本当にありがとうございました。これからの東京ヴェルディの活躍を心より願っています」とメッセージを送った。

以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文

●DF奈良輪雄太
(ならわ・ゆうた)
■生年月日
1987年8月29日(36歳)
■出身地
神奈川県横浜市出身
■身長/体重
172cm/67kg
■経歴
小山台SC-横浜FM Jrユース菅田-横浜FMユース-筑波大-SAGAWA SHIGA FC-横浜FM-湘南-東京V-湘南-東京V
■出場歴
J1リーグ:47試合
J2リーグ:165試合4得点
カップ戦:11試合1得点
天皇杯:23試合1得点
J1昇格プレーオフ(2023):1試合
J1参入プレーオフ(2018):3試合
ACL(2014):4試合
■コメント
「今シーズンをもって引退します。
2023年の契約更新でみなさんに、ヴェルディ以外のクラブでプレーするつもりはない、と公表していた通り、クラブから契約を貰うことができなければスパイクを脱ぐ覚悟で1年間プレーしてきました。なので私のサッカー人生になに一つ後悔はありません。
子供の頃からサッカーを始め、サッカー選手になることが夢になり、それがいつしか目標に変わりました。様々な紆余曲折があるなかでプロサッカー選手になることができ、ここまで10年以上プロサッカー選手として生きていくことができました。プロになってからも試合になかなか出場できない、度重なる怪我など多くの困難にぶつかりました。それでもここまで続けてこれたのは今まで所属してきたSAGAWA SHIGA FC、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレ、そして東京ヴェルディで一緒にプレーをしたチームメイト、お世話になった監督をはじめとするスタッフ、トレーナーの方々、そしていつも熱い応援をしてくれたスポンサー、ファン・サポーターのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。
その中でも1番の感謝を伝えたいのは家族です。いつもどんなときも私の一番近くであたたかく見守ってくれました。妻の宏美、娘の真央、息子の拓真、本当にありがとう。
私のサッカー人生の最後に、J1に昇格をすることができたのは一生の思い出です。試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、みんなでラインダンスをしたあの瞬間、一生忘れません。
東京ヴェルディでプレーできたことは私の誇りです。本当にありがとうございました。これからの東京ヴェルディの活躍を心より願っています」
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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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