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Jリーグ、スタジアム基準に入場可能数の“緩和要件”新設「柔軟な対応を可能とするため」

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 Jリーグは19日、理事会を行い、来季からJリーグスタジアム基準の入場可能数に緩和要件を設けることを決議した。

 JリーグではこれまでJ1は15000人以上、J2は10000人以上の入場可能数(芝生席は観客席とはみなされない)、椅子席でJ1は10000席以上、J2は8000席以上というスタジアム基準が設けられていた。今後も同規定は維持されるが、「Jリーグ規約第34条に定める『理想のスタジアム』の要件を満たし、ホームタウン人口等の状況、観客席の増設可能性(特に敷地条件)、入場料収入確保のための施策等を踏まえて理事会が総合的に判断した場合、5,000人以上(全席個席であること)で基準を満たすものとする」と緩和要件が新たに加わる。

 Jリーグは例外条件の新設について「地域の事情に応じた柔軟な対応を可能とするため」と説明している。

 またこれまではスタジアム形状の規定で「原則としてメインスタンドは西側に配置すること」とされていたが、「新設のスタジアムについては、原則としてメインスタンドは西側に配置すること」という文言に改められた。

 加えてACLスタジアム規則に準じ、ACLエリートとAFC2における更衣室やシャワールームの規定を新設。また「ピッチへの立ち入り、物の投げ込み、汚い言葉や暴言の使用、人種差別的行為」「喫煙、アルコール、花火、横断幕などに関する制限」などの禁止事項をスタジアム基本原則に含めるよう求めている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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