V・ファーレン長崎は16日、昨シーズン限りでの契約満了と発表していたMF秋野央樹(29)について、再契約することを発表した。

　秋野は昨シーズンのJ2で14試合に出場するも、昨年9月3日の第33節を最後に出番がなかった。クラブが同11月に契約満了を発表すると秋野はトライアウトに参加。「いくつかお話しをいただきました」と明かした上で「長崎でやらなければいけないことがある。まだ、やり残したことがある。僕は、長崎の仲間と共にJ1に昇格する。その気持ちが強くあり、再び V・ファーレン長崎と契約をさせていただきました」と伝えている。

　Jリーグ開幕まで約1か月となった長崎だが、昨季チームを率いていたファビオ・カリーレ氏が契約更新後にサントス(ブラジル)の監督に就任する異例の事態に直面している。クラブは下平隆宏氏をヘッドコーチに招聘した上で、サントスに違約金を求めて相手クラブと会議を実施した。

　しかし、今月13日に長崎は新たな声明を発表。サントスは会議で「再度検討して正式に書面にて返答することを約束」したというが、ブラジルの名門クラブはその後SNS上で会議の内容に反するリリースをして応じない姿勢を示すなど不誠実な対応を続けた。長崎は「昨日の会議に関する回答がない中でこのようなリリースが発信されたことは極めて遺憾です。今後に関しましては、クラブとしてしかるべき措置を取ることを検討してまいります」とコメントしている。

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