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川崎F新加入のブラジル人3選手が自らの特長を語る…MFパトリッキ・ヴェロン、FWエリソン、MFゼ・ヒカルド「鮭のおにぎり、カレー、豆腐が美味しい」

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左からMFパトリッキ・ヴェロン、FWエリソン、MFゼ・ヒカルド

 川崎フロンターレは20日に新体制発表会を行った。新たに加入したブラジル人3選手、MFパトリッキ・ヴェロン(←バイーア)、FWエリソン(←サンパウロ)、MFゼ・ヒカルド(←ゴイアス)がサポーターの前に登場した。

 昨シーズンまでチームをけん引したFWレアンドロ・ダミアンやMFジョアン・シミッチが退団した。伊藤宏樹テクニカルダイレクターは新たな補強を進めるべく、昨夏ブラジルに渡っていたという。新体制発表会のトークイベントで「日本のサッカーは独特だと思うので、そこのスタイルに合う選手、これから大きくなっていく期待のある選手」として3選手を見つけたことを明かす。

「エリソンはパワフルで一見したときはフッキに似ていた。ゼ・ヒカルドは技術に特徴がある。日本の狭いプレッシャーのなかでもボールを受けられる。大きく展開もでき、日本のスタイルにフィットすればすごくいい選手になっていく。パトリッキ・ヴェロンはいま19歳ですけど、17歳でトップデビューして、姿勢もいい。日本で成功すればもっともっと大きくなる」

 発表会後の囲み取材では、それぞれが自身をアピールする。19歳のパトリッキは川崎Fからオファーをもらい、「小さいころから日本の文化とかサッカーを見てきた。考えることなく決断した」と語る。練習参加した感想には「本当にフロンターレの選手たちのクオリティが高い」と振り返り、「オファーを受けたときに自分が成長できると思った。人間としても成長できると思ってきた」と力を込める。自身の強みは「ミドルシュートと、仲間がゴールを決めることができるようなラストパス。ドリブルもセットプレーも自信がある」と強調した。

 ストライカータイプの24歳エリソンは「内気な部分がある」と明かしながらも、アピールポイントを聞かれると「自分の特徴を話すのは好きじゃないけど、きょうは特別に少しだけ教えます」と茶目っ気を見せる。「どんな場面でもしっかりと戦うプレーが特徴。パワーや最後のフィニッシュのところは自信がある。しっかりとチームに献身するプレーが特徴」と語る。川崎Fが2019年から関心を持っていたことも明かし、「それがやっと叶った」と笑みをこぼした。

 24歳ゼ・ヒカルドは川崎Fのサッカーを「自分のスタイルと似ている」と見たようだ。「ショートパスのスピード感が似ていると感じたのでフロンターレに来た。自分の特徴はパス。守備の部分でもチームの助けになる。ミドルシュートも得意」とアピールする。また日本の食事にも順応している。「さっき控室で鮭のおにぎりがあって、すごく美味しかった。あとカレーも美味しかった。麻生の食堂で出た豆腐は美味しいと思った」と笑顔を見せていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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