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開幕2戦連続ゴール! FC東京ホームデビュー戦で荒木遼太郎が“プルプッシュ”弾、お辞儀パフォの経緯を語る

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MF荒木遼太郎

[3.2 J1第2節 FC東京 1-1 広島 味スタ]

 開幕節から続く2試合連続ゴールとなった。FC東京MF荒木遼太郎は失点から2分後の後半26分に同点ゴール。初のホーム戦での得点に「自信は本当についた」と手応えを語った。

 背番号10を着けた鹿島アントラーズから、出場機会を求めて期限付き移籍で加入した。敵地で迎えた開幕節・セレッソ大阪戦で2ゴールと鮮烈デビュー。ホームデビュー戦となった第2節でも、荒木は躍動を続ける。

 後半24分に失点を喫すると、その2分後に荒木が魅せる。右サイドからDF長友佑都がグラウンダーでクロスを上げ、ニアサイドで荒木がトラップ。「ゴールの目の前だった。かわしきらずにちょっと外すだけで打とうと思った」。右足のプルプッシュでDF荒木隼人のマークをはがし、ゴールのニアに向けて右足シュートを突き刺した。

「コンディションもタッチもいい感触だった。ゴール前では本当に冷静に決められた」。そう語る荒木は得点後、ゴール裏に向かってダッシュ。しかしFW仲川輝人に引き戻されたという。「テルくんに勝ちに行くぞって言われて……そうだったと思って(笑)」と我に返ってピッチ内に戻った。

 ピッチに戻りながら再びゴール裏に体を向けると、“ボウ・アンド・スクレープ”風のお辞儀パフォーマンスをした。「考えていました。ホームでやろうかなって」。パフォーマンスの理由はシンプルだ。「よろしくお願いしますって(笑)」とはにかんでいた。

 9日の次節もホーム戦だ。昨シーズン王者のヴィッセル神戸を迎える。自信を口にする荒木は「1試合目、2試合目とどんどんよくなっている。3試合目はさらによくして、勝てたらと思っている」と新天地での初勝利を誓っていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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