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大学1年前倒しでFC東京加入…J1初先発の安斎颯馬は決定機連発も不発に悔い「ああいうのを決め切れないと」

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FW安斎颯馬

[4.3 J1第6節 FC東京 2-1 浦和 国立]

 J1リーグ初先発でゴールの匂いを漂わせた。FC東京FW安斎颯馬はゴール前でチャンスを連発。「アグレッシブさ、チームに勢いをもたらすプレーは自分の良さ。自分のひとつのプレーでチーム全体を巻き込めるように今日はずっと意識していた」。初ゴールとはならなかったが、持ち味を発揮してみせた。

 早稲田大から2025シーズンにFC東京への加入が内定していたが、1年前倒しでプロ入りを決断した。昨シーズンは特別指定選手としてJ1リーグ2試合で途中出場、ルヴァン杯は2試合フル出場。たしかな足跡を残したものの、今シーズンは開幕節の途中出場のみだった。

「この5試合で相当悔しい思いをした。準備は常にしていたし、このピッチでそれを示そうと思っていた」

 アグレッシブかつダイナミックなプレーを連発した。前半30分にはFW荒木遼太郎の浮き球パスをPA左からボレーも枠外へ。後半41分のFKからの流れではDFエンリケ・トレヴィザンの折り返しをファーサイドで安斎が好反応。スライディングで狙うが、わずかに合わせられなかった。

 J1初先発、初フル出場で攻守に動き続けたが、自らのプレーには満足していない。「自分自身決めるチャンスは多くあった。ああいうのを決め切れないと、本当に大事な試合でボロが出てしまう。そこは反省して次につなげたい」。ルーキーながらも勝利の責務をすでに背負う。「次勝たないとこの勝利も意味はない。楽観視できる立ち位置に自分らはまだいないと思う」と次節・鹿島アントラーズ戦に目を向けていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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