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熊本18歳FW道脇豊がついにJ2初ゴール!! 強烈同点弾はクラブJ2通算600点目に「得意な形で点が取れて嬉しい」

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FW道脇豊

[4.14 J2第10節 熊本 3-3 甲府 えがおS]

 J2リーグは14日、第10節を各地で行い、ロアッソ熊本ヴァンフォーレ甲府の一戦は3-3の引き分けに終わった。前半は激しい撃ち合いの中で甲府が3-2でリードしたが、熊本は後半34分に18歳のFW道脇豊がプロ初ゴールとなる同点弾。ホームで勝ち点1をもぎ取った。

 試合は熊本が一方的にボールを握ったが、先行したのは甲府だった。前半5分、MF佐藤和弘の右CKからFWアダイウトンがシュートを狙うと、GK田代琉我にセーブされたが、こぼれ球をFW三平和司が拾って波状攻撃を展開。最後はアダイウトンが右足でゴールに押し込んだ。

 熊本は前半11分、中盤での美しい崩しからFW伊東俊がスルーパスを送ると、右に抜け出したMF大本祐槻の折り返しからMF竹本雄飛が右足でシュート。負傷でここまで欠場が続いていた26歳が今季初出場で結果を出した。

 ところが甲府は直後の前半12分、MF木村卓斗が豪快なミドルシュートを突き刺し、再び勝ち越しに成功した。同30分過ぎには痛いアクシデントも。味方同士の衝突からGK渋谷飛翔が手を痛め、今季初出場となるGK山内康太と交代した。

 熊本は前半42分、右サイドを駆け上がった大本のクロスにMF岩下航がヘディングで合わせ、再び同点に追いつく。それでも甲府は同アディショナルタイム8分、佐藤のFKがクロスバーを叩くと、跳ね返りを三平が押し込み、三度勝ち越してハーフタイムを迎えた。

 後半は一転、拮抗した展開に。それでも後半34分、熊本が意地を見せた。MF豊田歩と岩下の立て続けの縦パスは相手にブロックされたが、こぼれ球を拾った途中出場の道脇がペナルティアーク内から左足一閃。豪快なシュートを突き刺し、同点に追いついた。

 今月5日に18歳を迎えたばかりの道脇はJ2リーグ戦23試合目でついに初ゴール。今季の熊本は16歳のFW神代慶人が5試合4ゴールで注目を浴びていたが、昨年のU-17W杯に出場したクラブ期待のストライカーが負けじと結果を出した。なお、この得点は熊本にとってJ2通算600得点というメモリアルゴールとなった。

 そのまま試合はタイムアップ。熊本がなんとか勝ち点1をもぎ取った。試合後、フラッシュインタビューに応じた道脇は「自分のところにボールが転がってきて、もちろん一番最初にシュートのイメージを持った。コースはよくなかったけど、力強いシュートを打てて良かった」と振り返りつつ、「自分の持ち味は右足、左足のシュート力。得意な形で点が取れて嬉しく思う」と喜びを語った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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