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10人の水戸が山口の猛攻を耐え抜いて開幕節以来の白星奪取

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[4.21 J2第11節 山口 1-2 水戸] みらスタ]

 J2リーグは21日、第11節を開催した。17位水戸ホーリーホックは敵地で8位レノファ山口FCと対戦し、2-1で勝利した。

 上位陣に食らい付きたい山口は2連勝を目指す。浮上のきっかけを掴みたい水戸は開幕節以来となる10試合ぶりの白星を狙った。試合は立ち上がりから一進一退の攻防となると、ホームチームが先にスコアを動かした。

 山口は前半11分、最後尾から組み立てを図る水戸に対してハイプレスを仕掛けると、MF相田勇樹がペナルティエリア内でGK春名竜聖のボールを奪って、近くのFW若月大和に預ける。右へ転がした横パスをMF野寄和哉が押し込んでゴールネットを揺らした。

 先制を許した水戸だが、すぐさま試合を振り出しに戻す。前半14分、ペナルティエリア手前左のところでフリーキックを得ると、MF黒川淳史の右足シュートは壁に阻まれる。それでも跳ね返ったボールをMF長井一真が豪快に右足を振ると、相手選手に当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれていった。

 さらに水戸は前半30分、前線からのプレッシャーで出しどころを限定すると、パスミスを拾った長井が縦に通す。FW寺沼星文がペナルティエリア手前から右足を振ると、こちらも相手選手に当たってゴールインした。

 リードを手にした水戸だが、後半分にアクシデント。MF前田椋介がこの試合2枚目のイエローカードで退場処分に。直後にFW安藤瑞季を下げてDF楠本卓海を投入し、5-3-1のフォーメーションを敷いた。

 数的優位の山口は後半中盤にかけて攻め込む時間帯が続いた。同24分には、MF新保海鈴が入れた浮き球でゴール前が混戦状態となると、最後はFW山本駿亮が狙っていったが、ここは相手のブロックに遭った。

 水戸は山口の猛攻を受けながらも春名を中心に守備陣が体を張った守りを見せて耐え抜く。2-1で逃げ切り、10試合ぶりの白星を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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