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「待たせすぎた」今季初ゴール…柏FW細谷真大が1G1Aの活躍で逆転勝利に導く

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細谷真大の決勝点で柏は順位を12位に上げた

[5.15 J1第14節 柏 2-1 湘南 三協F柏]

 前節までの出場8試合でノーゴール。柏レイソルのエースストライカーに、待望の初ゴールが生まれた。

 昨シーズンは得点ランキング5位タイとなる14ゴールを挙げる活躍を見せたFW細谷真大は、シーズン終了後にはA代表にも招集され、1月から2月にかけて行われたアジアカップにも帯同。休む間もなく2月のJ1開幕を迎えた。開幕戦では2年連続となるPKのキッカーを務めるも、枠を外してしまう。その後、7試合連続で先発を務め、前線で起点になったり、前線から守備をしたり、と貢献度は高かったがゴールは遠かった。

 第7節を最後に、U-23日本代表としてAFC U23アジアカップへ。J1での不調を引きずるようにグループリーグでは精彩を欠いていたが、準々決勝と準決勝という大事な試合でゴールを挙げて優勝に貢献した。柏に合流初戦となった前節・FC東京戦では決定機を活かせず。相手GKを退場に追いやるプレーで2点差を追いつく流れをつくったが、ゴールという結果を示せなかったことに悔しさを隠さなかった。

「せっかく代表でもいいイメージで帰って来れたので、焦らずしっかり貪欲に狙っていきたい」

 湘南戦では、FC東京戦後の自らの言葉を体現してみせた。

 先制点を許し、内容的にも劣勢を強いられる中、昨シーズンにゴールを量産したFWマテウス・サヴィオとのホットラインで同点弾を演出する。後半32分、湘南DFのマークを背負いながらもマテウス・サヴィオのスルーパスに抜け出ると、GKソン・ボムグンはシュートコースを消しに間合いをつめてきていた。

「負けてる時間帯であそこで外すより、確実にしとめた方がいいと思った」という細谷は、シュートではなくゴール前へのパスを選択。フリーのFW木下康介は押し込むだけだった。

 1-1として迎えた後半アディショナルタイム1分、FW福田翔生が退場となり、そのFKの流れから得点が生まれる。 GK松本健太、DF古賀太陽、MF熊澤和希と熊澤がサイドチェンジをして右サイドのMF島村拓弥へ展開すると、島村のクロスをおさめた細谷はすぐさま右足を振り抜くと、ゴールネットを揺らした。柏サポーターの目の前で決めた細谷は、迷わずサポーターの元へ駆け寄り、喜びをわかちあった。「なかなかホームであっち側(柏サポーター側)で決めるシチュエーションが少ないので。もちろんゴール裏に友達もいますし」とはにかんだ。

「(ゴールを)待たせすぎちゃったので。今日こうやって勝てて嬉しいですし、逆転っていうところの意味があると思っているので、このまま勢いに乗りたいと思ってます」

 町田、鹿島、FC東京という上位チームとの連戦ではじまった柏の5月。この日の湘南を含め、札幌、川崎F、横浜FMと順位が近いチームとの対戦が続く。22歳のストライカーの活躍が、チームに勝ち点をもたらしてくれるはずだ。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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