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「入れ替え戦」仙台、異例の「0-0」狙い

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 J1、J2入れ替え戦第1戦は10日、J2で3位のベガルタ仙台とJ1で16位のジュビロ磐田がユアテックスタジアム仙台で対戦する。
 03年以来のJ1復帰を目指す仙台の手倉森誠監督(41)は、スコアレスドローに持ち込む異例の対策に打って出る考えを明らかにした。スポーツニッポンによると指揮官は「(選手には)0―0でいくための意識を徹底させた。とにかくアウェーゴールを与えないこと」。狙いは06年の神戸のパターン。J2・3位だった神戸はホームの第1戦で福岡を相手に0―0の引き分けだったが、第2戦でも1―1のドローに持ち込み、アウェーゴール数でJ1昇格を決めた。指揮官はホームでの勝利にこだわらず、2戦通じて相手を上回るために失点によるデメリットを封じることに重きを置いた。
 2戦目勝負の方針にならって、指揮官は第1戦ではエースFW平瀬智行(31)は温存し、13日の第2戦に全精力を傾けさせることを決断。「初戦を無失点に抑えたら相当な圧力を与えられる。ゲームの流れで判断して、2戦目に勝負をかけたい」と力強く宣言した。

(文 吉田太郎)

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