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千葉がミラー監督の契約を解除、後任に江尻コーチ

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 ジェフユナイテッド千葉は27日、アレックス・ミラー監督の契約解除を発表した。後任には江尻篤彦コーチが監督に昇格する。27日の練習から江尻新監督が指導するなどチームの指揮を執っている。

 ミラー監督とともに澤入重雄ヘッドコーチ、グレッグ・ミラーコーチの契約も解除。強化担当の間瀬秀一氏が新たにコーチに復帰する。

 ミラー前監督は昨季途中に監督に就任。最下位に低迷していたチームを立て直し、最終節での奇跡の残留に導いた。しかし、2年目となった今季も成績は上向かず、ここまで19節を終えて4勝7分8敗。25日の清水戦にも1-2で敗れ、降格圏の16位に低迷していた。

 三木博計社長は「ミラー前監督は、昨年、大変厳しいチーム状況の中、チームを率いていただき残留という結果を残してくださいました。その功績には敬意を表しております。しかし、今季リーグ戦19試合の結果を見て総合的に決断をいたしました」とコメント。クラブ関係者は江尻新監督について「チームを一番知っている人」と話し、J1残留に向けたチーム再建に期待した。

 江尻新監督はクラブを通して「今は“やるしかない”というのが率直な気持ちです。私自身、選手として、また指導者として育ってきたこの伝統あるチームを率いることとなり、身の引き締まる思いがします。監督として戦う以上、勝てるチームを作りたいし、それを実現できるよう、選手、クラブスタッフとひとつになって、全力で戦っていきます」と決意を語っている。

<写真>契約解除となった千葉のアレックス・ミラー監督

(取材・文 西山紘平)

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