モンテディオ山形のFW長谷川悠はレンタル元である柏との残留決戦を前に、山形を勝利に導くゴール奪取を誓った。

　06年に柏に入団した長谷川は岐阜、福岡と期限付き移籍を繰り返し、08年にやはり期限付きで山形に加入。チームのJ1昇格に貢献すると、今季もここまで10得点を挙げるなど才能を開花させた。

　柏のホーム・日立台でプレーするのは初めて。皮肉にも残留を争うライバルの一員としてピッチに立つ。23日付の山形新聞によると、長谷川は「日立台で黄色いユニフォーム以外を着ることは想像つかないが、すごい楽しみ。何としても点を取りたい。僕は山形の選手。柏に対していいプレーを見せることが大事。成長した姿を見せられるようにしたい」と割り切り、所属元をJ2に突き落とすゴールを決める覚悟だ。

(文　西山紘平)