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草津が大分に辛勝、今季初の白星獲得

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[4.24 J2第8節 大分1-2草津 大銀ド]

 ザスパ草津が終了間際のDF中村英之のゴールで大分トリニータに2-1で辛勝した。開幕戦では栃木に1-2で敗れていたため、今回の勝利が2011年シーズン初の白星となった。

 試合が動いたのは後半10分、MF後藤涼からの右クロスを受けたFW萬代宏樹が、DF2枚の間を抜くシュートで先制点を決めた。しかし同23分、ドリブル突破してきたFW三平和司をDF古林将太がPA内で倒してしまい、PKを献上。これをFW森島康仁に右隅へ決められて、試合は振り出しに戻された。その後は、森島の開幕戦に続くゴールで勢いづいた大分を前に押し込まれる時間が続いた。

 それでも終了間際の同44分、今季初の勝ちを目指す草津が意地をみせた。右クロスを受けたDF中村英之が左足で強烈なシュートを放った。ボールは森島とDF阪田章裕に当たりながらもゴールネットへ吸い込まれ、決勝点が生まれた。

 試合後のテレビインタビューで先制点を決めた萬代は「開幕戦の栃木戦ではチームとしても個人的にも、いい所を出せずに負けてしまっていた。今日は勝てて良かった」と笑顔で話した。開幕戦からの2試合を敵地で戦った草津は、次節でようやくホーム開幕戦を迎え、熊本と対戦する。

(文 片岡涼)

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