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水戸が今季最多3発で8戦ぶり勝利、ルーキー神村が初出場初ゴール

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[6.12 J2第16節 水戸3-0富山 Ksスタ]

 水戸ホーリーホックが今季最多の1試合3得点でカターレ富山に3-0と快勝し、4月23日の徳島戦(2-1)以来、8試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 最近6試合でわずか1得点と深刻な得点力不足に陥っていた攻撃陣が爆発した。前半26分、右サイドから細かくパスをつなぐと、FW常盤聡の縦パスをFW遠藤敬佑がワンタッチで落とし、MF小池純輝が右足で先制点。今季初ゴールの小池はその後も鋭いドリブル突破で立て続けに追加点を演出した。

 後半20分、右サイドを駆け上がった小池のシュート性のクロスが相手DFに当たってこぼれたボールをMF島田祐輝が流し込み、追加点。同28分には小池がドリブルから放ったシュートをGKが弾き、FW神村奨が押し込んだ。

 小池、島田がともに今季初ゴールなら、専修大から今季新加入したルーキーの神村にとってはこの日がプロデビュー戦でもあった。後半18分、常磐に代わって途中出場。プロ初出場でいきなり結果を残し、「(ゴールを)決めた瞬間は頭が真っ白で、覚えてない」という興奮のプロ初ゴールとなった。

 柱谷哲二監督は試合後のインタビューで「暑い中、選手はよく走ってくれた」とコメント。気温29.6度の過酷なコンディションの中、ホームでシュート18本を放つ猛攻を見せた。前回のホームゲームでは鳥栖に0-5の大敗を喫したが、きっちりと立て直し、50日ぶりとなる白星をサポーターとともに喜んだ。

(文 西山紘平)

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