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草津が逆転勝利、同点弾の熊林「松田さんのためにプレーしようと思っていた」

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[8.6 J2第3節 鳥栖1-2草津 ベアスタ]

 ザスパ草津がサガン鳥栖に2-1の逆転勝利を収め、2戦ぶりの勝利を手に入れた。2週連続となったカードで前回はスコアレスドローに終わっていたが、今節では草津が勝ち点3を手に入れた。

 草津は湘南から移籍してきたFW小林竜樹と神戸から加入したDF柳川雅樹の新戦力2人が早くも先発出場を果たした。また、FW萬代宏樹は鳥栖からのレンタル移籍中のため、出場はできずにメンバー外となった。

 前半26分、MF金民友の左クロスに後ろから走りこんできたFW池田圭が詰めて、鳥栖が先制した。その後も鳥栖がチャンスをつくる。

 しかし後半9分、横浜FM時代には松田直樹さんとチームメイトだったMF熊林親吾が「一緒にマリノスでプレーしていましたし、きょうは松田さんのためにプレーしようと思っていた」気持ちを込めた同点弾。こぼれ球をPA外正面で拾うと右足のダイレクトボレーを叩き込んだ。ゴール後は喪章を高々と掲げ、胸を叩きながら天を仰いだ。

 そして同11分、右CKからのボールをファーサイドでMF中村英之が折り返し、最後は柳川がヘディングシュート。GKの好セーブに阻まれたが、こぼれをFW後藤涼が頭で押し込み、逆転ゴールを決めた。このゴールが決勝点となり、草津が2-1で勝利を収めた。

 試合後のテレビインタビューで、同点ゴールを決めた熊林は「松田さんのためにプレーしようと決めていて、勝てて良かった」とコメント。「いつかJ2でザスパと松本山雅で試合をやろうと話していた」と話し、涙をぬぐった。

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