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ロンドン五輪目指す大宮の新エース候補は「2桁得点取りたい」

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 大宮アルディージャの最大の補強となったのが、数クラブの争奪戦の末、獲得した韓国代表MFチョ・ヨンチョルだ。19歳だった08年に韓国代表として北京五輪に出場し、10年からA代表も経験。新潟では10年に11得点、11年も6得点を挙げてエース格のひとりとして活躍してきた。大宮の新エース候補は新天地での目標について「2桁得点を取りたい」と宣言。そして「今年は個人的に結果を出さないといけない。プレッシャーは大きいが、プレッシャーを越えることが力になる。プレッシャーを越えられるように頑張る。(新潟在籍時よりも)いい結果を出す」と力を込めた。

 大宮はJ1昇格から7年連続で残留争い。昨年はホームで2勝しかすることができなかった。特に得点数はリーグ平均の48点を10点下回る38点に終わっていただけに、突破力と決定力のあるチョ・ヨンチョルにかかる期待は大きい。「相手のプレッシャーが厳しくなると思う。どの相手とやっても負けないフィジカルをつくりたい。スピードを活かしてクロス、フィニッシュに持ち込む」と意気込んだ。今年は1月5日にU-23韓国代表へ合流。早い段階から身体をつくってきただけにコンディションは上々で「早くチームでやりたい」と言う。

 大宮での活躍と同時に今夏行われるロンドン五輪への意気込みは強い。この日は会見後にロンドン五輪アジア最終予選サウジアラビア戦を戦うU-23韓国代表へ再び合流するために成田空港から移動。「(オリンピックは)4年前に出たときには自分のプレーができなかった。今回は行けたら自分のプレーを確認することができる。今年はボク自身大事な年。結果残すのは自分次第。リーグ戦の活躍が代表につながる。結果を出してもっと上を目指していく」と大宮での活躍をロンドン五輪へつなげることを誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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