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栃木が高木のPKで開幕連勝中の徳島下す、今シーズン初勝利

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[3.17 J2第3節 徳島0-1栃木 鳴門大塚]

 開幕連敗中の栃木SCは敵地で開幕連勝中の徳島ヴォルティスと対戦した。前半15分にMF高木和正が決めたPKを守りきり、1-0で勝利。待望の2012シーズン初白星を手に入れた。

 立ち上がり、先にチャンスをつくったのは栃木だった。前半6分、右サイドでボールキープしたFW廣瀬浩二が縦へ走り込んだMF河原和寿へパス。抜け出した河原が右足シュートを放つも、クロスバーを叩いた。しかし同15分、MF那須川将大が自陣PA内で縦パスをクリアしようとする。このこぼれに詰めていたMF菅和範が那須川に倒され、PKを獲得。これをMF高木和正が冷静にゴール右隅へ決め、栃木が先制に成功した。

 対する徳島は開幕から2戦連発中のFW津田知宏が奮闘。前半21分にはPA左で粘ると、DF2枚の間を力強く突破し、GKを前にシュート。これは惜しくもポスト右へ外れていった。その後は決定的な場面をつくることはできず。前半を栃木リードの1-0で折り返した。

 後半に入り、徳島が果敢に攻め込む。後半8分にはMF斉藤大介の左クロスへ走り込んだ鈴木が右足アウトサイドでシュート。決定的な場面だったが、シュートはクロスバーを叩いた。同15分には2戦連発中のFWキム・ジョンミンがフィジカルを活かしたポストプレー。落としたボールにPA内右へ走り込んだ鈴木がシュートを放つも、わずかにポスト左は外れた。結局1点が遠く、徳島は零封負けを喫し、今シーズン初の黒星。1点を守り切った栃木が初勝利を手にした。

 試合後、PKを決めた高木は「きょうは負けられない試合だった。アウェーで勝てたのは大きい」と待望の勝利に安堵の表情。「菅がPKを蹴らせてくれたので、絶対に決めないとと思った」と得点シーンを振り返っていた。

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