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清水がアレックス&高木弾で今季初勝利、広島はU-19代表候補MF野津田がデビューも敗戦

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[3.17 J1第2節 清水2-1広島 アウスタ]

 清水エスパルスはホーム開幕戦でサンフレッチェ広島と対戦し、2-1で勝利すると2012シーズン初勝利を手にした。一方の広島は、開幕戦・浦和戦(1-0)に続いての連勝ならず。U-19日本代表候補の17歳MF野津田岳人が途中出場でJデビューを果たし、後半42分にはDF千葉和彦が移籍後初ゴールを決めて、1点を返すも追いつくことはできなかった。

 清水は前節の名古屋戦(0-1)から先発を一人入れ替え、MF枝村匠馬に代わって、MF小野伸二が先発スタートとなった。また、新加入のFWジミー・フランサがベンチ入りを果たした。対する広島は勝利した浦和戦からメンバーを変えず。3-6-1システムのトップ下には石原直樹高萩洋次郎が構えて、1トップは佐藤寿人が務めた。

 前半9分、早くも試合が動く。右サイドからボールをつなぐもFWアレックスへのロングボールはつながらず。しかし、こぼれにMF河井陽介が果敢に飛び込んだ。GKが弾くも、詰めていたアレックスが無人のゴールへシュートを決めた。清水の今季初ゴールが決まり、1-0とリードを奪った。

 1点を追う広島は前半11分に石原が負傷。代わってFW大崎淳矢をピッチへ送る。同32分には決定機を演出。大崎からのパスを受けたMF山岸智がゴール前へ走り込んだ佐藤へパス。佐藤が左足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。得点にはつながらず、清水リードの1-0で前半を折り返した。

 後半に入っても、清水が試合の主導権を握った。後半6分には追加点。FW大前元紀の右クロスは中央へ走り込んだアレックスの足元でワンバウンド。こぼれたボールを拾ったFW高木俊幸がPA左から迷いなく右足を振りぬいた。DF森脇良太にマークされながら放ったシュートはゴールネットへ突き刺さり、清水が2点差にリードを広げた。清水は後半14分には小野に代わって、FW高原直泰が出場。同32分には河井に代えて、MF小林大悟、終了間際の41分には高木に代えて、新戦力のジミー・フランサをピッチへ送った。

 対する広島は後半28分に2枚目の交代カードを切る。大崎に代わって、17歳の野津田を投入。2種登録のU-19日本代表候補がピッチへ送られた。すると後半42分、高萩の左CKから千葉がヘディングシュート。移籍後初となる意地のゴールを叩き込んだ。1点を返したものの、追いつくことはできない。2-1で試合は終了し、清水がホーム開幕戦で今季初勝利。広島は連勝できなかった。

 試合後、決勝点を決めた高木は「守備の人がプレシーズンマッチのときから頑張ってくれていた。だからこそ結果を残さないといけないと思っていた」と力強く話していた。

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