beacon

森退場も…10人の東京Vが富山に4発完勝、初先発の大卒ルーキー梶川がゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.17 J2第3節 富山1-4東京V 富山]

 東京ヴェルディカターレ富山に4-1で勝利した。2-1で迎えた後半5分にはDF森勇介が退場したが、10人になってからも2点を追加。今季2勝目を手に入れた。一方の富山は3戦勝ちなし(1分2敗)となってしまった。

 前半5分、富山に先制を許してしまう。右CKのボールにファーサイドのDF池端陽介が合わせる。GK柴崎貴広が弾いたボールはクロスバーを叩くも、跳ね返りをFW黒部光昭が押し込み、先制点を奪われた。

 しかし前半10分、早くも東京Vが試合を振り出しに戻す。PA右で粘ったFWジョジマールがDFを引きつけながら中央へ折り返す。走り込んだFW阿部拓馬がシュートを決めた。阿部の今季初ゴールで1-1と同点に戻した。この勢いは止まらず、同24分には追加点。MF梶川諒太、阿部とつなぎ、左サイドへMF飯尾一慶が抜け出す。DFともつれ合いながら後ろへ流したボールに梶川が走り込む。冷静にシュートを決め、2-1。初先発を果たした関西学院大出身ルーキーのJ初ゴールで差を広げた。そのまま前半を折り返す。

 しかし後半5分にまさかの展開。ロングボールに抜け出た相手を止めようとした森が2枚目の警告を受け、退場となってしまう。1点リードの東京Vが10人となり、数的不利な戦いを強いられた。しかし直後の10分、DF和田拓也の左クロスから飯尾が今季初ゴールを決め、3-1。一人少ない東京Vが追加点をうばってみせた。

 すると後半31分には途中出場のMF小池純輝が移籍後初ゴールを沈める。出場から2分後、MF小林祐希の絶妙なスルーパスに右サイドへ抜け出すと、冷静に右足シュート。4-1と試合を決定づけた。その後は攻め込まれてピンチも迎えたが、全員で身体を張った守備をみせる。そのまま試合は終了し、東京Vが今季2勝目を手に入れた。

 試合後、勝利した東京Vの川勝良一監督は「甲府戦では小さく攻めてやられたので、そこを修正した。初出場の選手も他も含めてよく頑張ってくれた」とコメント。「中2日ですぐゲームなので、連勝できるように、できる限りいいスタートを切りたい」と次節へ向けて意気込んだ。また、今季初得点を決めた阿部は「(昨季は16点だったが)きょうみたいな同点弾とか、大事なところで決められるようにしたい」と力を込めた。

TOP