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京都がロスタイム弾で3連勝、途中出場5試合で3得点の原が決勝点

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[4.8 J2第7節 岐阜0-1京都 長良川]

 京都サンガF.C.が試合終了間際の劇弾でFC岐阜を1-0で下した。途中出場のFW原一樹が後半ロスタイムに今季3点目となる決勝点。3連勝で勝ち点を15に伸ばし、甲府と並んで3位タイに順位を上げた。

 0-0で迎えた後半45分、FW宮吉拓実に代わって原がピッチに入る。わずかな残り時間で求められるのはゴール。そんな難しいミッションをファーストプレーで完遂した。出場直後の後半46分、MF工藤浩平のスルーパスに反応。GKとの1対1から右足で狙ったシュートは一度はGKに弾かれるも跳ね返りを自ら拾い、左足で無人のゴールに流し込む。「一発目で決めたかったけど……」と苦笑いしたが、これが劇的な決勝点。浦和から期限付き移籍で加入した原だが、途中出場5試合で3点目という抜群の決定力を発揮し、チームを勝利に導いた。

 U-23日本代表候補に選出された宮吉とFW長沢駿が2トップを組んだ京都は立ち上がりからチャンスをつくるも、決定力を欠いた。前半15分、MF中村充孝の右足ループシュートはゴール上へ。同19分には中村のスルーパスに長沢が反応するが、GKが一歩早く追いつきセーブ。同37分にもMF中山博貴がドリブル突破でGKと1対1に持ち込むが、シュートはGKの好守に阻まれた。

 0-0で折り返した後半もゴールが遠い。後半7分、中山の浮き球パスに抜け出した宮吉の右足ボレーはゴール上へ。同38分にも宮吉の絶妙なヒールパスから工藤が決定機を迎えたが、左足のシュートは枠を捉え切れなかった。再三の好機を生かせず、0-0のまま終了かと思われた試合をわずかな出場時間で勝利に導いた原。チームも3連勝と好調で、「優勝しか目指していないし、勝ち続けないといけない」と貪欲に話していた。

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