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柏・渡部がJ1デビューも…「この経験を次に生かさないといけない」

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[4.14 J1第6節 柏2-3仙台 柏]

 J1デビューはほろ苦かった。柏レイソルのDF渡部博文は0-1の後半開始からDF那須大亮に代わってCBで出場。栃木への期限付き移籍から復帰後初出場となったが、カウンターから2失点を喫した。

「失点はDFラインのミスもある。次の課題にしたい」。そう唇をかんだ渡部は10年に専修大から柏に入団。プロ1年目は2試合に出場したが、当時の柏はJ2だった。昨季はやはりJ2の栃木に期限付き移籍し、33試合出場3得点を記録したが、J1はこれがデビュー戦。「初めてだったし、いい経験ができた。この経験を次に生かさないといけない」と前を向いた。

 最終ラインは満身創痍の状態だ。この日はDF近藤直也が体調不良で欠場し、DF橋本和とDF福井諒司も負傷離脱中。この日、途中交代となった那須の状態によっては17日のACL広州恒大戦、21日のJ1神戸戦で渡部に再びチャンスが来る可能性もある。

「もっと落ち着いてできたし、ゴールも決めたかった。まずこのチームでスタメンを勝ち取れるようにアピールしていきたい」。選手層に最大の弱点を見せる王者において、“新戦力”の台頭は連覇への必須条件だ。

(取材・文 西山紘平)

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