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鹿島が2点差を跳ね除けて今季ホーム初勝利、カシマスタジアム通算200勝達成

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[4.21 J1第7節 鹿島3-2C大阪 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームでセレッソ大阪と対戦し、3-2で競り勝った。2点ビハインドを押しのけての今季ホーム初勝利。ホーム・カシマスタジアムでの通算200勝目を大逆転劇で飾ると、リーグ戦連勝および公式戦3連勝となった。公式戦3戦7得点と攻撃陣が好調を維持している。一方のC大阪は今季初の連敗を喫した。

 立ち上がりから果敢に攻め合い、一進一退の攻防となった。前半9分、鹿島がチャンスをつくる。左クロスをDFがクリア。ファーサイドでこぼれを拾ったFW大迫勇也がシュート。これはクロスバー上へ外れた。直後にはC大阪がスピードに乗った攻撃で攻め込む。左サイドから仕掛けたFWケンペスがマイナスの折り返し。MFブランキーニョのシュートはポスト右へ逸れていった。

 すると前半21分、左サイドからMFキム・ボギョンが仕掛け、ブランキーニョへ横パス。これを受けたMF清武弘嗣がダイレクトで前線へパスを送る。走り込んでいたキムが左足シュートを叩き込み、C大阪が先制に成功した。さらに前半終了間際にはC大阪が追加点。ケンペスのシュートはGK曽ヶ端準に弾かれるも、こぼれを拾ったキムがPA内右からシュート。右足で放ったボールがゴールネットを揺らし、0-2と差を広げた。前半を折り返す。

 しかし後半には鹿島が一気に反撃に出る。後半開始からMF青木剛に代えて、MFドゥトラを投入。この采配にドゥトラが応えた。まずは後半12分、MF遠藤康の左クロスはGKキム・ジンヒョンにクリアされる。それでもこぼれを拾ったドゥトラが浮き球の右足シュート。GKの頭上を抜いたボールはゴールネットへ吸い込まれ、1-2に詰め寄った。

 さらに後半17分には同点弾。右サイドから仕掛けたドゥトラがゴールライン際から折り返す。これを受けたFW興梠慎三が右足ダイレクトで叩き込んだ。興梠の3戦連続弾で2-2に追いつく。一気にたたみかけたい鹿島は、後半34分には興梠に代えて、FWジュニーニョをピッチへ送った。すると後半40分、ドリブルで攻め上がってきたDF西大伍がジュニーニョとのパス交換から左サイドへパス。これを受けた遠藤がPA左から冷静にシュート。遠藤の2戦連発弾で3-2と逆転に成功。そのまま試合は終了し、鹿島が待望のホーム初白星を手に入れた。

 試合後、決勝点を決めた遠藤は「センタリングを上げようが迷ったが、打ったら入りました」と笑顔。「どうかな……と思ったがいいところに(シュートが)いって良かった」と満面の笑顔。待望の今季初勝利には「みんなに勝ちをみせたかったので」と喜びを噛みしめた。

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