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水戸が競り勝つ!!首位・湘南が今季10戦目にして初黒星…

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[4.27 J2第10節 湘南1-2水戸 BMWス]

 J2の第10節が27日に各地で行われた。開幕戦から9戦無敗(8勝1分)で首位に立つ湘南ベルマーレはホームで水戸ホーリーホックと対戦し、1-2で敗れた。首位の座は守ったものの、今季10試合目にして初の黒星を喫した。一方、開幕無敗だった相手に土をつけた水戸は連勝を飾った。

 序盤から果敢に攻めたのは水戸だった。この日はFW鈴木隆行が累積警告による出場停止のため、FW鈴木雄斗が初先発を果たした。まずは前半3分、ゴール正面でFKを獲得。MF橋本晃司が蹴り込んだ低い弾道のボールはわずかにポスト左へ外れた。しかし同7分、右サイドを起点に攻め込むと早くも先制点が生まれる。オーバーラップしたDF市川大祐が右クロス。飛び込んだMFロメロ・フランクが正面から頭で叩き込んだ。ロメロ・フランクの今季初ゴールが決まり、水戸が0-1とリードを奪った。

 その後の水戸はチャンスと見れば前線へ縦パスを供給。守備的に戦うのではなく、攻撃的に攻め込んではチャンスをつくる。しかし、負けられない湘南が前半終了間際に意地をみせた。前半38分、MF古林将太が右サイドを駆け上がると角度のない位置からマイナスの折り返し。これを受けたFW馬場賢治が右足ダイレクトで叩き込み、1-1。そのまま前半を折り返した。

 後半に入っても一進一退の攻防が続く。湘南はゴール前へ馬場が走り込み、シュートを狙うがポスト左を叩く。こぼれにMF高山薫と馬場が詰めるも、DFに阻まれて最後はGK本間幸司にキャッチされた。後半37分には湘南が決定機。馬場のパスに右サイドへ抜け出したFW古橋達弥が頭で合わせようとする。しかし、これはDF尾本敬がクリアした。

 すると後半42分に水戸が2度目のリードに成功。中央から崩しにかかり、途中出場のFW吉原宏太、ロメロとつなぐ。最後はPA左へ抜け出たMF島田祐輝がGKを前に、冷静に流し込んだ。1-2と2度目のリードに成功。終盤には湘南の猛攻を受けたがなんとか逃げ切り、水戸が白星を手に入れた。一方の湘南は今季初の黒星を喫してしまった。

 試合後、水戸の柱谷哲二監督は「お互いの良さを出し合った、いいゲームだった」と笑顔。連戦初戦を白星で飾ると「2連勝の次は3連勝!」と力を込めた。

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