beacon

昨季ホーム2勝の大宮がホーム2連勝!!札幌はリーグ7連敗…苦しい戦い続く

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.28 J1第8節 大宮 2-1 札幌 NACK]

 大宮アルディージャは、コンサドーレ札幌をホームに迎えた。大宮は前半10分にMFカルリーニョスのゴールで先制。前半ロスタイムに札幌MF高木純平に決められ同点となるが、後半26分にMF青木拓矢が決勝ゴールを突き刺し、2-1で勝利した。昨年ホーム・NACK5スタジアムでわずか2勝に終わった大宮だが、前節の浦和戦(2-0)に続き早くも今季2勝目。連勝自体も10年シーズンの29、28節以来、2季ぶりの連勝となった。一方の札幌はこれで開幕から8戦勝ちなし(1分け7敗)。リーグ戦7連敗と苦しい戦いが続いている。

 序盤いい形で試合に入った大宮が前半10分に試合を動かす。左サイドからDF下平匠がゴール前にピンポイントクロス。2人のセンターバックの間に入ったカルリーニョスが頭で流し込んみ先制に成功。カルリーリョスのリーグ戦初ゴールで大宮が試合の主導権を握った。

 さらに攻める大宮は前半14分にも下平がミドルシュートを放つ。これはGK李昊乗が好セーブで弾きだすが、再三精度の高いキックで札幌ゴールに迫った。

 その後一旦ゲームは落ち着き、このままハーフタイムを迎えるかと思われたロスタイム、札幌がワンチャンスをものにする。FW前田俊介がDFを引き連れ、ドリブルでPA内に侵入。DF3人を引き付けると、マイナスに折り返す。そこに走り込んだ高木が、右足の狙い澄ましたシュートでゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。高木は2試合連続のゴールとなった。

 後半に入るとお互い決め手に欠く展開が続いた。4分に大宮はMF東慶悟が右サイドでボールを貰うと、切り返しでDFをかわす。しかし前に詰めたGKの好判断でシュートまで持ち込めない。対する札幌も18分にCKからDFジェイド・ノースがヘディングシュートを放つが、大宮DF陣が必死のクリアでゴールラインを割らせなかった。

 次の1点が勝敗を決するという展開の中、地力に勝る大宮が勝ち越しゴールを奪う。後半26分、オーバーラップしたDF坪内秀介がこぼれ球を拾うとPA内深い位置までドリブルで侵入し、マイナスに戻す。ボールを受けたMF青木拓矢がシュートを放つと、ボールは左サイドネットに吸い込まれた。青木の今季初ゴールで勝ち越した大宮が2-1で勝利した。

「今年は早めに決められたので、これからもっともっと取っていきたい」と試合後のインタビューで笑顔を見せた青木。昨季なかなか勝てなかったホームでの勝利に「(昨季は)ホームで2勝しか出来なくて悔しかった。連勝出来てうれしい」と素直な言葉を口にしていた。

TOP