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C大阪が清武らゴールで3戦ぶり白星、磐田は3位から7位へ転落

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[4.28 J1第8節 C大阪3-2磐田 金鳥スタ]

 連敗中の9位セレッソ大阪はホームで3位ジュビロ磐田と対戦し、3-2で勝利した。新潟戦(0-1)、鹿島戦(2-3)と負けが続いていたが3試合ぶりの白星獲得。3点を先取し、終了間際に追い上げられるも逃げ切った。一方の磐田は2戦ぶり今季2度目の黒星を喫すると、3位から7位へ順位を落とした。

 先にチャンスをつくったのはC大阪だった。前半9分、ロングボールに抜け出したDF丸橋祐介が左クロス。走り込んだFWケンペスがシュートを打つも、GK八田直樹に止められた。同13分には磐田が反撃。MFペク・ソンドンが左サイドからドリブルで仕掛けると、自ら強烈なミドルシュート。これはポスト左へ外れていった。

 すると前半20分、C大阪が細かいパスワークからゴールを奪った。右サイド後方からのパスにMFブランキーニョが抜け出し、中央へ折り返す。清武がシュートを打とうとするもDFにクリアされる。それでもこぼれは清武の足元へ。冷静に右足でシュートを流し込み、1-0とリードを奪った。

 追いつきたい磐田はMF松浦拓弥のパスにMF山田大記が右サイドへ抜け出した。マイナスのクロスを受けたペクがシュートを狙ったが、これはクロスバー上へ大きく外れた。追いつくことはできずに前半を1-0で折り返した。

 後半開始直後、C大阪が早くも追加点を奪う。後半2分、扇原がPA右のMFキム・ボギョンへパス。キムがDFを引きつけながらゴール前で粘った。DFにクリアされたが、こぼれを拾った扇原が左足を一閃。これがゴールネットへ突き刺さり、2点差に広げた。

 磐田はセットプレーからチャンスをつくる。後半8分にはDF駒野友一の右CKにDFチョ・ビョングクが飛び込むが、ヘディングシュートは枠を外れた。流れを変えようと選手交代。ペクに代わり、FW山崎亮平をピッチへ送る。同28分には松浦に代わって、FW阿部吉朗が出場した。

 2点のリードを奪ったC大阪だったが、攻撃の手は緩めず。後半21分には清武が右サイドへ展開。DFキムの右クロスから最後はケンペスがシュートを打つも、ポスト右を叩いた。すると後半38分、清武のスルーパスに抜け出したキムがPA右からドリブルで切れ込み、自らシュート。3-0と試合を決定づけた。

 しかし最後の最後で磐田が追い上げをみせる。後半42分、山崎の左クロスをDF藤本康太が頭でクリア。こぼれを拾った山田がPA右から右足ダイレクトで叩き込む。山田の2戦連続弾で1点を返した。終了間際のロスタイム2分には阿部の左クロスに飛び込んだチョ・ビョングクがヘディングシュートを決めて、3-2と1点差に詰め寄った。しかし追いつくことはできず。そのまま試合は終了した。

 試合後、先制点を決めた清武は「ボテボテだったが入ってくれて良かった。自分が決めた試合は負けていないので、きょうも勝って良かった。このまま勢いに乗ってやっていきたい」と先を見据えた。また今季初得点を決めた扇原は「ここから連戦になるので気を引き締めて頑張りたい」とキッパリ話した。

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