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東京Vが連勝飾り3位浮上、水戸は6戦ぶり黒星で7位後退

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[5.6 J2第13節 水戸0-2東京V Ksスタ]

 上位決戦は東京ヴェルディが制す!! 4位東京Vは敵地で3位水戸ホーリーホックと対戦し、2-0で勝利した。相手が退場者を出し、数的有利となった後半40分にMF西紀寛が先制点を奪うと、終了間際の同43分にはMF梶川諒太が追加点を決めた。勝ち点3を上乗せすると、3位へ浮上を果たした。一方、勝利すれば首位浮上の可能性もあった水戸だが、6戦ぶりの黒星で7位へ順位を落としている。

 0-0で迎えた後半13分に2枚目の警告を受け、水戸のDFキム・ヨンギが退場となってしまう。一人少なくなった水戸は直後にMF小澤司に代え、DF加藤広樹を投入。数的不利となり、押し込まれる時間が続いた同24分にはFW鈴木隆行に代わり、DF石神幸征をピッチへ送った。

 対する東京Vは攻撃で水戸を圧倒。後半24分にはMF小林祐希、同32分にはFWジョジマールと次々と攻撃的な選手をピッチへ送り込む。すると後半40分、ようやく試合は動いた。DF中谷勇介の左クロスをジョジマールがヒールで流す。これを受けたFW阿部拓馬のシュートはDFに阻まれるも、こぼれを拾ったジョジマールが走り込んだ西へパス。西のシュートが決まり、1-0と先制した。

 均衡を破った東京Vは勢いづく。先制から3分後の後半43分、右サイドから仕掛けたDF森勇介がクロスを入れる。これを走り込んでいた小林がスルー。PA内へ抜けたボールを梶川が前へ押し出すと右足シュート。豪快にネットを揺らし、2-0に突き放した。終了間際のロスタイム2分には土屋征夫に代えて、今季東京Vユースからトップ昇格を果たしたDF田中貴大を投入。田中がJデビューを果たす。2-0で試合は終了。逃げ切った東京Vが勝利を飾った。

 試合後、東京Vの川勝良一監督は「決定機がなかなか決められないなかで、うちのオッサン連中がよく走ってくれた。諦めずによくやってくれたと思う」とベテラン勢の奮闘を称えた。2戦連続で2得点を奪っての完封勝利。前線の若手の活躍をベテラン勢が支え、攻守が噛み合うとついに3位へ浮上した。

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