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新潟が黒崎監督と西ヶ谷ヘッドコーチの辞任を発表、後任は未定

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 アルビレックス新潟は21日、黒崎久志監督と西ヶ谷隆之ヘッドコーチの辞任が決まったと発表した。今後、トップチームのトレーニングは暫定的に現コーチングスタッフで行い、新体制は決定次第、改めて発表される。今季の新潟は、ここまで2勝3分7敗の17位と降格圏に低迷。19日にホームで行われた磐田戦では1-6で大敗を喫していた。シーズン途中での監督交代はクラブとして史上初のことになる。

 同クラブの田村貢代表取締役社長は「まず、選手として、コーチ・監督として約6年半、クラブにご尽力いただいた黒崎監督、選手、コーチとして約1年半クラブにご尽力いただいた西ヶ谷ヘッドコーチに感謝申し上げます。今シーズン、チームとして多くの皆様の期待を寄せていただきながら、期待を大きく下回る結果となり、黒崎監督から辞任の申し出があり、受諾することといたしました。ここ数試合は、新潟らしい粘り強く、ひたむきなプレーができず、チームとしてのアグレッシブさが欠けていました。このような状況を踏まえ、サポーターの皆様やスポンサー・株主の皆様、多くの関係者の皆様へ、感動を感じていただけるような試合と結果をめざし、苦渋の決断ではありますが、今回の辞任となりました」と辞任に至った背景を説明。「今季はACL出場権、タイトルの獲得という目標を掲げましたが、少しでもその目標に近づき、上位進出を果たすために、改めてチーム、クラブが結束し、全力を尽くしていきたいと考えております」と今後へ向けての目標を語った。

 また、黒崎監督はクラブを通じて「ここまでの結果を真摯に受け止め、監督を辞任することを決断しました。 コーチ時代も含め、多くの時間を新潟で過ごしてきた中で、クラブ、サポーター、スポンサー・株主、関係者の皆様の応援に感謝しております。 このような形でチームを離れることは非常に残念ですが、これからも新潟らしく、クラブ・チーム・サポーターがひとつになって戦っていってほしいと思います。 本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました」とコメント。

 西ヶ谷ヘッドコーチは「自分の力不足でチームの力になれず、申し訳ありませんでした。 選手、クラブスタッフ、サポーター、アルビレックス新潟に関わるすべての人々に感謝しています。本当にありがとうございました」と挨拶している。

プロフィールは以下のとおり

●黒崎久志
(KUROSAKI Hisashi)
■生年月日
1968年5月8日(44歳)
■出身地
栃木県
■資格
日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス
■指導歴
2004年 鹿島ジュニアユースコーチ
日本代表U-15コーチ(ブラジル遠征)
2004年-05年 日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ
2005年-06年 鹿島ユースコーチ
2007年-08年 新潟コーチ
2009年 新潟ヘッドコーチ
2010年 新潟監督

●西ヶ谷隆之
(NISHIGAYA Takayuki)
■生年月日
1973年5月12日(39歳)
■出身地
静岡県
■資格
日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス
■指導歴
2003年 筑波大蹴球部コーチ
2004年-2006年 東京Vユースコーチ・明治大サッカー部コーチ(兼任)
2007年 東京Vユース コーチ
2008年-09年 東京Vジュニアユース監督
2010年-11年 中京大監督

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