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好ゲームを予見する両指揮官「ハードな、厳しいゲームになる」「ファンタスティックな内容になる」

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 ナビスコ杯の決勝前日会見が1日に行われ、両チームの指揮官とキャプテンが顔をそろえた。浦和レッズは2003年以来、柏レイソルは1999年以来、ともにクラブ史上2度目の優勝を目指す。決戦を前に、両チームを率いる指揮官は好ゲームを予見した。

 相手の長所について聞かれた浦和のペトロヴィッチ監督は「柏は素晴らしい監督の指導の下、素晴らしいチームに仕上がっている。非常に強いチームです。特にどこが強いかは言いたくないが、非常に強いチームです」と、相手を警戒する。一方、柏のネルシーニョ監督も「隙のない、エクセレントなチーム」と相手を称えた。

 両チームの力は、拮抗しているというのが両指揮官の見解だ。ペトロヴィッチ監督は「決勝の舞台はどちらが勝ってもおかしくない。どちらが優位ということはありません。その日の調子の良いチームが勝利すると思っています」と、コンディションが勝敗を分けると指摘した。

 そのコンディションという点で、柏は不安を抱えている。MF大谷秀和、DF橋本和を出場停止で欠き、MFレアンドロ・ドミンゲスは負傷明け。さらにDF鈴木大輔、DF増嶋竜也も負傷により、欠場が濃厚だ。それでも、ネルシーニョ監督は「同じ状況でも、われわれは天皇杯でも結果を残し、タイトルを勝ち取った経験もありますので、明日も変わらず、私は自分の選手たちを信じます」と、FW工藤壮人、DF近藤直也を欠きながらも勝ち取った今年元日の天皇杯決勝を引き合いに、自信を見せた。

 チケットが即日完売するなど、注目度も高い一戦。ペトロヴィッチ監督は「非常に質の高いチーム同士の対戦だと思っています。明日のゲームは両チームにとってハードな、厳しいゲームになると思っています。間違いなく明日の決勝の舞台で両チームが素晴らしい試合をしてくれると思います。その後、結果がどうなるかは見てみましょう」と、好ゲームを期待する。

 さらにネルシーニョ監督も同調し、「明日のゲームは拮抗した、技術的にも競い合ったファンタスティックな内容になると確信しています。明日のゲームを楽しみにしていらっしゃるみなさまが、心から興奮できるゲームに、両チームでしていきたいと思います」と語った。

 10年ぶりの覇権を目指す浦和と、14年ぶりの覇権を目指す柏による決勝は、2日、午後1時5分にキックオフを迎える。

(取材・文 河合拓)
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