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長沢の公式戦4戦連発弾で清水が長谷川健太監督率いるG大阪を下す

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[4.2 ナビスコ杯第2節 清水1-0G大阪 アイスタ]

 清水エスパルスはFW長沢駿の公式戦4戦連発となる決勝点でガンバ大阪に1-0で競り勝った。リーグ戦では最近4試合勝利のない清水だが、ナビスコ杯はこれで2連勝。一方のG大阪は3月29日のJ1鳥栖戦(0-2)に続く公式戦2連敗で、05年から10年まで清水を率いていた長谷川健太監督にとっても悔しい古巣戦となった。

 3月29日のJ1F東京戦(1-3)から先発3人の入れ替えにとどめた清水に対し、G大阪は鳥栖戦から先発6人を変更。今季、ユースから昇格したFW小川直毅はすでにJリーグU-22選抜の一員としてJ3で3試合に先発しているが、G大阪では公式戦初先発となった。

 G大阪は前半25分、MF遠藤保仁が右足でミドルシュートを狙うと、軸足を滑らせ、体勢を崩してしまう。このシュートミスが前線へのパスとなり、MF倉田秋に通ったが、倉田のシュートは枠を捉え切れなかった。すると前半33分、清水はFW大前元紀の縦パスをMF竹内涼がワンタッチで流し、長沢がゴール前に抜け出す。ワントラップから冷静にGKとの1対1を制し、左足でゴールに流し込んだ。

 試合後のインタビューで「落ち着いてゴールを決めることができた。起点になった(大前)元紀、竹内にも感謝したい」と話した長沢はこれで公式戦4戦連発。過去3シーズン、熊本、京都、松本への期限付き移籍をへて、4年ぶりに復帰した191cmの大型ストライカーがその得点感覚をいかんなく発揮している。

 後半は1点を追うG大阪が一方的に攻め立てる展開となったが、清水の守備陣が粘り強く対応。後半27分、左サイドからPA内へドリブルで仕掛けたFWリンスがマイナスに戻し、倉田が右足を振り抜くもゴール上へ。同37分にも左クロスのこぼれ球をリンスが右足ダイレクトボレーで狙ったが、枠を捉えることはできなかった。

 後半のシュート数はG大阪の11本に対し、清水はわずか1本。それでも1-0のまま逃げ切り、ナビスコ杯連勝となる公式戦3試合ぶりの勝ち点3をもぎ取った。長沢は「後ろの選手がすごくがんばってくれて、何とか前の選手が結果を残さないといけないと思っていた。勝てて本当によかったし、後ろの選手に感謝したい」と、完封に抑えた守備陣に感謝していた。


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