beacon

リーグ未勝利最下位もナ杯好調名古屋、山形に土壇場で追いつかれ3連勝逃す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.8 ナビスコ杯B組第3節 山形3-3名古屋 NDスタ]

 ナビスコ杯のグループリーグ第3節が各地で行われた。B組のモンテディオ山形名古屋グランパスの一戦は3-3の引き分けに終わった。名古屋が3連勝を決めるかと思われたが、後半アディショナルタイムに山形が同点ゴールを奪い、ドローに持ち込んだ。

 先制点は開始間もない時間帯に生まれた。8分、FW川又堅碁の際どいシュートでCKを獲得した名古屋は、その川又が二アで当てたボールをDF竹内彬が押し込む。千葉時代は得点を記録している竹内だが、名古屋では通算でも公式戦初ゴールとなった。

 しかし、ホームの山形も前半のうちに試合を振り出しに戻す。40分、右サイドからのCKを獲得すると、DF石川竜也のキックにDF當間建文が頭で飛び込み、1-1の同点にした。

 後半に入ってもすぐに得点したのは名古屋だった。4分、川又の横パスを相手DFとGKの間に落としたFW永井謙佑のパスに斜めに走り込んだMF矢田旭が反応。左足で流し込み、再び勝ち越しに成功した。

 ただ山形にも意地がある。後半11分、左サイドでFKを獲得すると、MF宮阪政樹のクロスに再び當間が飛び込み、シーソーゲームに持ち込んだ。

 しかし、地力に勝る名古屋が三度勝ち越しに成功する。後半18分、左サイドから、後半開始と同時にMF小屋松知哉に代わって投入されていたDF本多勇喜がクロスを上げると、FWノヴァコヴィッチがヘディングで合わせる。前半早々に頭部を裂傷し、テーピングを巻いてプレーする影響を感じさせない気迫を見せ、勝ち越し点を奪った。 

 だが、勝利目前かと思われた名古屋に落とし穴が待っていた。後半アディショナルタイム、右サイドからのクロスからFW萬代宏樹にヘディングシュートを許すと、左ポストを叩いたボールがゴールラインを越える。GK高木義成もボールを抱え込むように防いだが、わずかに及ばなかった。リーグ未勝利で最下位に沈む名古屋。ナビスコ杯では首位をキープしたが、勝ち点2を逃した格好だ。


▼関連リンク
ナビスコ杯2015特設ページ

TOP