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新潟、劇的弾で史上初の決勝へ前進…L・シルバ一発退場もG大阪から逆転勝利!!

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[10.7 ナビスコ杯準決勝第1戦 新潟 2-1 G大阪 デンカS]

 ナビスコ杯の準決勝第1戦が7日に行われ、デンカビッグスワンスタジアムではクラブ史上初の決勝進出を目指すアルビレックス新潟と大会2連覇を狙うガンバ大阪が対戦し、ホームの新潟が2-1の逆転勝利を収めた。第2戦は11日に万博記念競技場で行われる。

 G大阪は日本代表FW宇佐美貴史、DF丹羽大輝、DF米倉恒貴、GK東口順昭の4選手を欠くだけでなく、ACL、リーグ戦と過密日程が続く中、FWパトリック、MF遠藤保仁、MF今野泰幸、MF阿部浩之らが招集外となり、直前に行われたJ1リーグ第2ステージ第13節川崎F戦から先発9人を入れ替えてこの一戦に臨んだ。

 両チームともに相手守備を崩し切れず、なかなか決定機を創出できないまま試合は進んでいく。前半27分には新潟がカウンターから好機を生み出し、FW山崎亮平が独力でシュートまで持ち込んだがGK藤ヶ谷陽介に阻まれてしまう。一方のG大阪は同29分、ゴール前で得たFKをMF二川孝広が直接狙ったシュートは枠を捉えたものの、GK守田達弥の横っ飛びのセーブに遭って先制点を奪うには至らなかった。

 すると、前半33分にG大阪が先制に成功する。二川のパスから左サイドを駆け上がったDF藤春廣輝が正確なクロスを供給すると、逆サイドから走り込んだMF大森晃太郎がヘッドで叩き込んでスコアを1-0とした。しかし同36分、DF舞行龍ジェームズのパスからPA内に進入したMF山本康裕が鮮やかな個人技から右足でネットを揺らし、すぐさま新潟が試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、後半6分にはDF前野貴徳のFKをDF大野和成がヘッドで落とし、DF大井健太郎がジャンピングボレーで狙ったが、ボールはゴール左に外れた。さらに同8分にはゴール前で得たFKをMFレオ・シルバが直接狙うも、右足から蹴り出された強烈なシュートは山本に当たってコースが変わると、クロスバーを叩いて勝ち越しゴールとはならなかった。

 しかし後半21分、攻勢を掛けていた新潟をアクシデントが襲う。ボールとは関係のない位置でL・シルバがFW赤嶺真吾を蹴ったとして一発退場となり、数的不利に陥ってしまった。これでL・シルバは、11日に行われる第2戦にも出場できなくなってしまった。すると新潟は山崎に代えてDF川口尚紀を投入した。

 数的優位に立ったG大阪は後半30分、二川に代えてFWリンスを投入して勝ち越しゴールを奪いに行く。その後はG大阪が猛攻を仕掛けたものの、同44分のリンスのシュートが守田の正面を突くなど、新潟の体を張った守備に遭ってゴールを奪えず。すると同45分、高い位置でボールを奪った前野のスルーパスから抜け出したFWラファエル・シルバが独力でゴールを陥れ、数的不利に陥った新潟が2-1と劇的な逆転勝利を収めた。


●ナビスコ杯2015特設ページ

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