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FC東京が2戦合計3-1で4年ぶりベスト4! 田邉草民は日本で4年ぶりゴール

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[9.4 ルヴァン杯準々決勝 福岡 0-2 FC東京 レベスタ]

 ルヴァン杯は4日、準々決勝第2戦を開催し、レベルファイブスタジアムではアビスパ福岡FC東京が対戦した。台風12号の接近により、開催が危ぶまれた一戦は2-0でFC東京が勝利。2戦合計3-1で2012年以来、4年ぶりの4強入りを決めた。なお、準決勝では浦和レッズと対戦し、第1戦は5日に行われる。

 アウェーゴールを奪ってホームに戻ってきた福岡は、第1戦から2人を変更。DF古部健太とMF末吉隼也がスターティングメンバーに名を連ねた。前半25分、MFダニルソンの右CKからDF濱田水輝がヘッドで押し込み、ゴールネットを揺らした。しかし、その前にファウルがあったとして、得点は認められなかった。

 ホームで1-1の引き分けに終わったFC東京は、第1戦から3人を入れ替え、MF中島翔哉とMF梶山陽平、FWユ・インスが先発。開始から果敢にゴールに迫ると、前半30分にゴールネットを揺らす。相手のクリアボールを拾った梶山がMF田邉草民にパスを送る。相手のプレッシャーがないと見るや、PA手前から右足を振り抜く。落ち着いて放ったシュートがゴール右隅を捉え、先制点。スペインでの武者修行から復帰した田邉にとって、2012年10月27日の第30節札幌戦(5-0)以来、約4年ぶりの日本でのゴールとなった。

 後半は一進一退の攻防が続く。FC東京は同6分、MF東慶悟のスルーパスに反応したユ・インスが右足シュートも、飛び出したGKイ・ボムヨンにストップされる。福岡も10分、FW金森健志が左サイドで仕掛けると、左足で中央に送る。PA左に走り込んだFW為田大貴がトラップから素早く左足を振り抜いたが、枠を捉えきれなかった。

 フレッシュな選手を送り込み、流れを引き寄せたい両クラブだが、次の1点はFC東京に生まれた。後半30分、右サイドでFKを獲得すると、キッカーの東がGKとDFの間に鋭いボールを送る。福岡としても不用意にさわるとオウンゴールの可能性もあったボールをファーサイドのDF高橋秀人がヘッドで押し込み、追加点。この試合を2-0で勝利したFC東京が、2戦合計3-1で浦和の待つ準決勝に駒を進めた。


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