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甲府来季加入、17歳FW中山陸が1G1Aの衝撃デビュー!ドロー決着で柏にAG2発許す

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来季加入内定のFW中山陸(東海大相模高3年)がデビュー戦で1G1Aの活躍

[9.5 ルヴァン杯準々決勝第1戦 甲府2-2柏 中銀スタ]

 ルヴァン杯は5日、準々決勝第1戦を行い、ヴァンフォーレ甲府はホームで柏レイソルと対戦し、2-2で引き分けた。第2戦は9日に三協フロンテア柏スタジアムで開催される。

 甲府はルーマニアのアストラから加入したMF瀬戸貴幸、来季加入内定のFW中山陸(東海大相模高3年)がJリーグ公式戦デビュー。柏のU-21枠はGK滝本晴彦とルーキーDF中川創がスタメン。中川創はこれが公式戦初出場となった。

 序盤は柏が試合を優位に進め、前半8分、DF小池龍太が左サイドから切れ込んでクロスを入れ、FWクリスティアーノが強烈な右足ミドル。ファーストシュートで流れをつかむと、16分にはクリスティアーノのアーリークロスをMF瀬川祐輔がバッグヘッドでそらしたが、惜しくもクロスバーを越えた。

 カウンターを狙う甲府は1トップのFW太田修介や中山がドリブルで持ち上がるが、サポートが薄く、なかなかフィニッシュに持ち込めない。前半39分、太田がPA内左で切り返して相手を外し、クロスを供給。クリアボールのこぼれ球を瀬戸が左足で叩いたが、枠を捉えられなかった。

 スコアレスで突入した後半9分、来季加入の17歳がデビュー戦で初ゴールをマークした。高野が左サイドからクロスを入れると、中川創がヘッドでクリア。MF阿部翔平が流し、ファーサイドに抜けたボールに中山が反応。飛び出してきたGKのタイミングを外し、冷静に右足で叩き込んだ。

 甲府がワンチャンスを生かし、先制に成功。しかし、柏も反撃に出ると、後半18分、MFキム・ボギョンがドリブルで仕掛け、左サイドのDF亀川諒史にグラウンダーのパス。走り込んだ亀川のクロスからFW山崎亮平が放ったシュートはGK岡西宏祐に阻まれたが、こぼれ球に詰めたFW中川寛斗が押し込んだ。

 1-1に追いつかれた甲府だったが、再び17歳が得点を呼び込む。後半24分、中山のスルーパスを受けたMF曽根田穣が細かいタッチで小池のマークを外し、右足で勝ち越しゴール。中山はデビュー戦で1ゴール1アシストの活躍を見せた。

 柏も最後まで攻撃の手を緩めず、セットプレーから同点弾。後半40分、MF手塚康平が左足で蹴り込んだ右CKをニアサイドのクリスティアーノが頭で合わせ、古巣戦で貴重なアウェーゴール。試合は2-2の引き分けに終わった。


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