思い入れのあるスタジアムでの前日練習を終えた。湘南ベルマーレMF梅崎司は「素晴らしいスタジアムだなと感じた」と白い歯を見せた。

　昨季まで浦和に在籍した梅崎は今季から湘南に加入。翌27日にルヴァン杯決勝が行われる舞台は、かつてのホームスタジアムである埼玉スタジアムだ。「いよいよだなという雰囲気。この大きなスタジアムで明日たくさんのお客さんが入ってくると想像するだけで、ワクワクします」とキックオフを、そしてピッチに立つことを待ちわびている。

　31歳を迎えた梅崎は、若手が躍動するチームの中では年長者となる。タイトルが懸かった一戦を前に「勝つしか意味がないというのは口酸っぱく言ってきた」と語る一方で、「でも肝が据わっている若手ばかりなので」とチームメイトへの信頼を口にした。

　クラブ史上初のルヴァン杯決勝進出。「本当にこういうチャンスはなかなかないもの」と語ると、「でも僕らの足で一歩一歩確実に進んできたし、優勝を目指してここまできた。僕らのサッカーを日本に知らしめる大きなチャンスなので、僕らのサッカーを見せて勝つだけです」とタイトルへの強い意欲を示した。

(取材・文　折戸岳彦)

---

●ルヴァン杯2018特設ページ