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「相手にリスペクト欠いた」札幌ペトロヴィッチ監督がPK失敗に苦言

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北海道コンサドーレ札幌のペトロヴィッチ監督

 北海道コンサドーレ札幌ペトロヴィッチ監督は26日に行われたルヴァンカップ磐田戦の試合後、試合中のペナルティキック失敗に関して苦言を呈したようだ。Jリーグ公式サイトが「相手にリスペクトを欠いた」といったコメントを伝えている。

 札幌は26日、ルヴァン杯プレーオフステージ第2戦で磐田と対戦。アウェーで行われた第2戦を2-1で制した札幌は前半5分にFW鈴木武蔵、同10分にFWアンデルソン・ロペスがゴールを決めると、同23分に同点ゴールを献上しながらも2-1で勝利し、2戦合計スコア4-2で準々決勝進出を果たした。

 もっとも、悔いが残ったのは3-0とするチャンスだった前半20分の場面。ペナルティエリア内でA・ロペスがDF藤田義明に倒されてPKを獲得したが、FW岩崎悠人がキッカーを務め、右ポストに弾かれて失敗したのだ。その後1点差に詰め寄られたこともあり、指揮官は「サッカーではやってはいけないことがいくつかあります」と厳しく論じた。

「やってはいけないことというのは、例えばPKを失敗することは起こり得る。でも、今日のメンバーでは鈴木かロペスが蹴らなければいけなかった。2人は岩崎にPKで点を取らせたかったのだろうが、それは相手にリスペクトを欠いたと思う」。

 すでに鈴木、A・ロペスが1点ずつを取り合っていたこともあり、2人はもう一人のFWである岩崎にキッカーを譲った様子。だが、ペトロヴィッチ監督は「もちろんPKなので外れることはあるので外したことは悪いことではない。ですが、そうした判断が良くなかったですし、結果として、どちらに転ぶか分からない試合になりました」と振り返る。

 札幌にとってルヴァン杯8強入りは22年ぶり。「われわれのチームはまだまだそれだけのチームではありません。余裕を見せているチームではない」。そう立場を示した指揮官は「もちろん岩崎が蹴るべき場面もあるだろう。でも、今日はそうではなかった。そういう部分も含めてわれわれは成長しなければなりません」とチームを引き締め直している。


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