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ルヴァンカップが明日開幕!! アウェーゴール廃止、U-21出場義務など昨季からの変更点をチェック

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ルヴァンカップが8日に開幕する

 2023シーズンのルヴァンカップが8日、各地で開幕する。今大会はコロナ禍による特例措置の廃止などにより、大会方式の変更が行われている。

 まずは出場チームの変化だ。昨シーズンまではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場クラブが決勝トーナメントからの出場だったが、今大会はJ1全クラブと前年度J1リーグ17位・18位がグループリーグから参加する。

 これまでACL出場クラブが決勝トーナメントから参加していたのは、ルヴァン杯グループリーグ開催期間とACLのグループリーグ開催期間が重なっていたことが主な理由。しかし、ACLは2023年より秋春制に移行し、9月開幕となったため、ACL出場クラブもルヴァン杯にフル参戦できるようになった。

 それに伴い、グループリーグの組み分け方式にもテコ入れを実施。1グループあたり4チーム編成に変更はないものの、参加チームが16チームから20チームに増加したため、グループ数が5グループに増加した。

 組み分け方式の変更は、勝ち上がりチームの決定方式にも影響。前回大会は各グループ上位2クラブがプレーオフステージに進出していたが、今大会ではプレーオフステージ自体が廃止され、各グループ1位と各グループ2位の成績上位3チームのみが決勝トーナメントに駒を進められることとなった。

 決勝トーナメントにも一部変更がある。準々決勝、準決勝はこれまでどおりホーム&アウェー方式で行われるが、2戦合計スコアが同点の場合の勝敗決定方法でアウェーゴールルールが撤廃。UEFAチャンピオンズリーグなどの欧州カップ戦でも2021-22シーズンからアウェーゴールルールが廃止されており、Jリーグもこれに追随する形となった。今後は2戦合計スコアが同点の場合、アウェーゴール数とは関係なく延長戦が行われる。

 またコロナ禍による試合運営への懸念が少なくなったことから、今大会からU-21選手の先発出場義務が復活する。このルールは21歳以下の日本人選手が1人以上先発メンバーに名を連ねなければいけないというもので、コロナ禍による過密日程などを理由に昨季まで3大会連続で導入が一時凍結されていた。

 なお、今大会の開幕時点ではU-20アジアカップが行われており、各クラブの代表選手が不在。今後はA代表、パリ五輪代表の活動も予定されている中、対象選手1人以上が日本代表(世代別代表の場合はU-19以上のカテゴリーに限られる)の活動に招集されている場合、当該クラブは出場義務を負わないこととなっている。21歳以下の選手を対象とするニューヒーロー賞の表彰は引き続き行われる。

 ちなみにルヴァン杯は24年以降、J1、J2、J3全クラブが出場のトーナメント方式に大改革される予定。その詳細は決定次第、発表されるという。

 今大会の決勝は11月4日に国立競技場で開催される。

以下、グループリーグ第1節の対戦カード

3月8日(水)
▽A組
横浜FM 19:00 磐田 [ニッパツ]
鳥栖 19:00 札幌 [駅スタ]

▽B組
湘南 19:00 浦和 [レモンS]
清水 19:00 川崎F [アイスタ]

▽C組
神戸 19:00 名古屋 [ノエスタ]
広島 19:00 横浜FC [Eスタ]

▽D組
柏 19:00 鹿島 [三協F柏]
福岡 19:00 新潟 [ベススタ]

▽E組
京都 19:00 G大阪 [サンガS]
C大阪 19:00 FC東京 [ヨドコウ]

●ルヴァン杯2023特設ページ

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