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[国体少年男子]福岡県がCB樺島同点ヘッドと交代出場MF鶴元V弾で新潟県に逆転勝ち!

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福岡県(青)が逆転で初戦突破

[10.12 国体少年男子1回戦 福岡県 2-1 新潟県 OSAKO YUYA stadium]

 12日、U-16世代で争われる「特別国民体育大会 「燃ゆる感動かごしま国体」サッカー競技少年男子の部が鹿児島県内で開幕し、1回戦が行われた。15年大会優勝の福岡県対前回大会8強の新潟県との一戦は、福岡県が2-1で逆転勝利。2回戦へ進出した。

北信越ブロック大会2試合で10得点の新潟県が先に相手の守りをこじ開けた。前半28分、新潟県はMF井本修都(新潟U-18)がボールキープからMF竹ノ谷颯優スベディ(新潟U-18)とスイッチ。竹ノ谷が左へ展開すると、左SB芹澤飛勇(新潟U-18)がゴール方向へのドリブルからグラウンダーの左足シュートをゴール右隅へ叩き込んだ。

 CB芹澤飛勇(新潟U-18)らから落ち着いてボールを動かし、技巧派の10番MF高村大翔(新潟U-18)のカットインシュートや竹ノ谷の右足シュートなどでゴールを目指し続ける中で先制点。福岡県はGK小林大(東福岡高)が好セーブを続けていたほか、対人守備の強いCB樺島勇波(福岡U-18)や守備対応で力を発揮するCB重松怜音主将(福岡大若葉高)が封じていたものの、ビハインドを負う展開となった。

 福岡県は前半、攻守の中心・10番MF廣田陸人(福岡U-18)や攻守に力強いMF奥井星宇(福岡大若葉高)を軸にボールを繋いで前進していた一方、やや前へ急ぎすぎる面もあった。後半開始から2トップを入れ替え、直後にFW新垣類(飯塚高)が左足シュートを打ち込むなど反撃する。

 新潟県は後半5分、的確なカバーリングを見せていたCB木間司主将(新潟明訓高)が負傷退場するアクシデント。逆に福岡県は3バックへ変化するなど攻め方を変え、また意図的によりボールを保持しながら攻勢に試合を進める。そして20分、左SB小浦拓実(アビスパ福岡U-18)の右CKをファーサイドの樺島が豪快なヘッドで決めて同点に追いつく。さらに小浦のドリブルシュートなど福岡県の勢いは止まらず、試合をひっくり返した。

 26分、福岡県は後半開始から出場のFW齊藤琉稀空(東福岡高)が左サイドを抜け出し、マイナスのラストパス。これを交代出場のMF鶴元銀乃介(飯塚高)が左足でゴール右隅へねじ込み、2-1とした。

 新潟県は芹澤の左CKからチャンスを作り出していたほか、アディショナルタイムには交代出場FW冨岡洸仁(帝京長岡高)がコンビネーションで抜け出す。だが、福岡県CB重松がタックルで阻止。福岡県がそのまま2-1で初戦突破を果たした。

(取材・文 吉田太郎)
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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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