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[国体少年男子]佐賀県が後半4発で福島県に快勝。18年大会以来となる準々決勝進出!

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後半5分、佐賀県MF原口幸之助が先制ヘッド

[10.13 国体少年男子2回戦 佐賀県 4-0 福島県 吹上浜海浜公園運動広場]

 U-16世代で争われる「特別国民体育大会 「燃ゆる感動かごしま国体」サッカー競技少年男子の部は13日、2回戦が行われた。佐賀県対福島県は4-0で佐賀県が快勝。18年大会以来となる準々決勝進出を決めた。

 鳥取県との初戦をPK戦の末に突破した佐賀県と、熊本県に3-2で撃ち勝った福島県。佐賀県は鳥栖U-18の8選手と佐賀東高のDF3人によって先発11人を構成し、福島県は尚志高の8選手らが先発に名を連ねた。

 序盤、佐賀県がボールを保持しながら前進するが、福島県は8分にCB西館優真主将(尚志高、2年)の縦パスからPA内右へ侵入したFW矢崎レイス(尚志高、2年)の右足シュートがニアポストを叩く。

 福島県も徐々にスピーディーにボールを動かす回数を増加。矢崎を狙ったロングボールなどから押し返し、左SB福島騎士(学法石川高、2年)のロングスローが3度4度と相手ゴール前へ届いた。

 だが、佐賀県はCB田中佑磨(佐賀東高、2年)が空中戦で抜群の強さを発揮。ボランチのMF山村チーディ賢斗(鳥栖U-18、1年)も長い足を活かした奪い返しで貢献する。その佐賀県は右サイドの攻撃からチャンスメーク。10番MF東口藍太郎主将(鳥栖U-18、1年)やMF原口幸之助(鳥栖U-18、1年)の係る攻撃から右SB後藤光喜(佐賀東高、2年)がクロスの本数を増やした。

 前半はシュートが枠を捉えていなかったものの、後半5分にスコアを動かす。左へ開いたMF水巻時飛(鳥栖U-18、1年)がゴール方向へクロス。斜めの動きで走り込んだ原口がダイビングヘッドでゴールへ突き刺した。

 福島県は直後、こぼれ球に反応したMF根木翔大(尚志高、1年)の右足ミドルがポストの外側を弾く。だが、佐賀県は17分、水巻の粘り強いキープから左WB池田季礼(鳥栖U-18、1年)がクロス。最後は、FWへポジションを上げていた山村が右足ダイレクトでゴールへ押し込んだ。

 佐賀県は止まらない。22分にも東口が右ハイサイドへ抜け出してラストパス。これをファーの水巻が左足で押し込み、3-0とした。さらに35分、交代出場MF田中佑和(鳥栖U-18)が抜け出しからGKをかわして4点目。佐賀県が4-0で8強入りを果たした。

(取材・文 吉田太郎)
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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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