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リオ五輪初戦で日本が対戦するナイジェリアが不調?親善試合で6失点

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 リオデジャネイロ五輪でU-23日本代表と初戦で対戦するU-23ナイジェリア代表の調子が良くない。U-23ナイジェリア代表は韓国で開催された「リオ五輪代表4か国対抗親善試合」に参戦。6日に行ったU-23ホンジュラス代表との最終戦には3-1で逆転勝ちを収めたが、1勝2敗の3位で大会を終えた。

 特に韓国との初戦に0-1で敗れて中1日で迎えたデンマークU-21代表との一戦が調子の悪さを物語っている。前半8分のPKは止めたものの、同26分にオウンゴールで先制を許すと、前半だけで3失点。後半も30分までに3失点すると、終了間際に2点を返す意地を見せたが、2-6で大敗した。

 ただ、サムソン・シンシア監督(写真)からは後ろ向きな発言は聞かれない。『デイリーポスト』によると、「この大会はリオで成功するための準備の大会だった。オリンピックの開幕戦でハイレベルな実力を発揮することが目標だ」と強気のコメント。「本当の挑戦が始まっていないのに、どうして悲観する必要があるんだい?これは将来、失望しないための準備なんだ」と強調した。

 強気の根拠は、“強力な補強”が視野に入っていることも影響しているようだ。同メディアはオーバーエイジ(OA)枠でMFミケル・ジョン・オビ(チェルシー)、FWオディオン・イグハロ(ワトフォード)、FWアーメド・ムサ(CSKAモスクワ)の登録を検討していると伝え、さらにFWビクター・モーゼス(ウェストハム)や、GKダニエル・アクペイ(ウォリントン)もリストアップしていると報じた。

 ナイジェリアはこれまでフル代表では結果を残せていないが、現在U-17W杯を連覇中、五輪でもアトランタ大会で金メダルを獲得するなど、ユース年代では抜群の強さを誇ってきている。今大会もアフリカ予選を1位で通過するなど、優勝候補の一つに挙げられている。不調が心配される中で見せた指揮官の不気味なほどの自信。開幕まで2か月を切った本大会でどこまでの復調をみせてくるのだろうか。


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