[7.31 東京五輪準々決勝 U-24スペイン 5-2 U-24コートジボワール 宮城ス]

　東京五輪のサッカー男子は31日、準々決勝を行った。U-24スペイン代表とU-24コートジボワール代表の対戦は、2-2の延長戦の末、スペインが5-2で勝利。8月3日の準決勝で、日本対ニュージーランドの勝者と対戦する。

　C組首位のスペインとD組2位のコートジボワールの対戦は、スペイン優勢かと思いきや、前半9分にアクシデント。DFオスカル・ミンゲサが負傷してしまい、DFヘスス・バジェホが投入される。すると、直後に失点。コートジボワールに右CKからDFエリック・バイリーに押し込まれ、先制点を奪われた。

　しかし、スペインは前半30分に同点に追いつく。MFミケル・メリノの浮き球パスはPA内のファーサイドへ。相手選手のクリアミスをFWダニ・オルモが隙を突いて押し込み、そのまま同点ゴールとした。前半の終盤にはFWミケル・オヤルサバルがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定でノーゴール。勢いを掴みつつ、1-1のまま後半に折り返した。

　後半は拮抗状態。そのまま延長戦に突入かと思われたが、後半45分に試合が動く。コートジボワールはFWマックス・グラデルがPA左から左足シュートを決め、再び勝ち越した。だが、スペインもその直後にすかさず追いつく。コートジボワールのクリアミスを突き、FWラファ・ミルが同点ゴール。2分間で互いに得点を取り合い、結局2-2で延長戦に突入した。

　スペインは延長前半8分、コートジボワールの自陣内でのハンドにより、PKを獲得。キッカーを務めたオヤルサバルが冷静に決め切り、待望の逆転ゴールとした。

　さらにスペインは延長後半12分、終了間際にミルが2得点を挙げる。2度リードを許した状況から追いつき、最後は突き放したスペインが5-2で勝利。粘りの逆転劇でベスト4進出を決めた。

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