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「THE CHANCE」東北ラウンド、ジャパンファイナル進出4名のコメント

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 ナイキジャパンは6月30日、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」のセミファイナル「東北ラウンド」を宮城県の仙台大船岡南グラウンドで開催。45名が参加した「東北ラウンド」をMF岡崎涼(帝京安積高)とFW皿良優介(尚志高)、DF佐藤翔太郎(尚志高)、DF池田リアンジョフィ(仙台大)の4選手が突破し、7月21日と22日に都内近郊で開催されるジャパンファイナル(計50名が参加)へ進出した。


●DF佐藤翔太郎(尚志高)
「今回はあまりミスすることがなく、全体として安定したプレーができた。そこが良かったと思います」

―セレクションで大変だったことは?
「一番は持久走ですかね」

―周りのレベルについてはどう感じた?
「全体的に結構レベルの高い人が集まっていたんで、厳しいものになると最初から思っていた。でも合格できてよかった」

―ゲームではボランチと最終ラインに入ってプレーしていたけれど、どのようなプレーを心がけていた?
「普段は4バックで今回のディフェンスラインは3枚ということで、慣れないところがあったんですけど、その中でいつもと違って3バックには3バックの良さがある。そこを気をつけながらプレーしました」

―そして合格者4人に選ばれた
「嬉しかったです。行ってやろうと思っていたんですけど、本当に行けてよかったです」

―落選した尚志の2人のためにも
「今回自分が受かったけれど、天狗にならずにこれからさらに練習して、上手くなってチャレンジしたいです」

―第1関門を突破した訳だが次はどのようなプレーを?
「自分の持ち味は対人だったり強さなので、ファイナルでもその強さを出せればと思います」

―ジャパンファイナルを突破する自信は
「自分の実力を試すためにも、合格して海外に行きたいです」


●MF岡崎涼(帝京安積高)
―名前を呼ばれた瞬間は
「実際に受かると思っていなかったので、ビックリしました。みんなレベル高いので、その中で残れるかどうか心配だったんですけど、名前を呼ばれて嬉しかった」

―今回挑戦する前の意気込みは?
「とにかく上に行きたかった」

―きょう、チームメートからはどういうことばをかけられて送り出された?
「『ジャパンファイナルに行ったら、凄いぞ」と言われて来ました」

―どこが評価されたと思う?
「いいと言われたのはボールを持っていないときの動き」

―自分が出さなければいけないと考えていたことは
「自分の持ち味の運動量とか、攻撃に関わる数とか考えていた」

―中盤の選手たちは3対3のボール回しを延々とやっていたが
「あれは実際にしんどかったです」

―次のファイナルへ向けて
「どんどん自分の持ち味を出していくこと。とにかく自分の持ち味を出せればいいと思います」

―九州ラウンドや関西、関東ラウンドに挑戦する選手へアドバイスを
「自分を出すことですね」


●DF池田リアンジョフィ(仙台大)
―大学生がひとり、意地を見せた
「正直選ばれるとは思っていなかったです」

―持ち味を出していたと思うが?
「カバーリングだとか、対人の部分だとか、最後ヘトヘトになってしまったんですけど、そういうところはしっかりやろうと思っていた」

―セレクション入る前はどういう気持ちで
「自分は、急遽受けることになったので、受かったことはビックリですね」

―きょうはどこが良かった?
「競り合いの部分だとか、カバーリングの部分が自分の中では良かったと思った部分だったので、そこが評価されたのかなと思います」

―チームメートたちともガツガツやり合っていた
「あそこは負けないように、とは思っていました」

―一番大変だったのは
「途中のDFとFWの3-2です。ディフェンスの人数が少なくて、揺さぶられるのでキツかったですね」

―将来はプロ、海外へ
「将来目指しているのはそこのステージなので、やれるようにやっていきたいですね」

―合格したことでいろいろな人に見られるチャンスを得た
「そこでアピールしていければいいと思う」

―ファイナルへの意気込みを
「選ばれたからには東北の代表として、上のステージでやれるように自分の出せることを出して、やっていきたいなと思います」

●FW皿良優介(尚志高)
―自分を出すことができた?
「1試合目は出せました。2試合目は足が攣ってしまったので、全然動けなくなってしまって・・・・・・」

―午前中のフィジカルテストから飛ばしていた
「持久走はあまり得意ではなくて、練習ではいつも前に人がいて走りづらかったけれど、きょうは先頭で走りやすかったです」

―きょうはどのようなプレーをしようと?
「自分はボールを受けなきゃ何も始まらないのでボールを受けることを考えていました」

―周りのレベルは高かった?
「それは高いとは思わなかったです。求めているプレーができていなかったり、やり辛いところもありました。尚志の練習では流動的な練習をやっていたんですけど、周りはみんな止まってしまっていたので感覚的に違いました」

―勝者になった感想は
「仙台大の(新井)怜治クンとかいて、上手くてヤバイというのがあったんですけど、その人をたちをこれで少し抜けたかなと思います」

―ズバリ、勝因は?
「ズバリ、裏への抜け出しです。ゴールはもっと取りたかったですけど」

―きょうは何が難しかったか
「大変だったのは、自分は結構ドリブルするんですけど、そこで何でドリブルするかというと、スイッチとかして欲しいから。攻撃が単調になってしまっていたので、もっとサポートが欲しかったというのはあります」

―自分を伝えるということは、ジャパンファイナルや世界でも必要になる
「試合前に自分の特長を伝えたいと思います」

―これで階段をひとつ登れることができたけれど
「一つひとつ目先のところを考えていこうと思っていたので、いいステップになったと思います」

―ジャパンファイナルでは周りのレベルも上がるが
「自分の知り合いも受けると言っていて。ファイナルで会おう、とか言っている」

―課題にも気づくことができた?
「まずはもっと体力つけないといけないと思います」

[写真]「THE CHANCE」ジャパンファイナル進出の4名。左から池田、佐藤、皿良、岡崎

(取材・文 吉田太郎)

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