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“市西旋風”立て役者たちも参加へ!世界懸けた「THE CHANCE」は14日に関西、16日に関東でセミファイナル!

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 ナイキジャパンは14日、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」のセミファイナル「関西ラウンド」を、同16日にはセミファイナル「関東ラウンド」をそれぞれ開催する。関係者によると、「関西ラウンド」は60名程度、「関東ラウンド」は100名程度が参加する模様。「関西ラウンド」には昨年度の全国大会で8強へ進出し、“市西旋風”を巻き起こした市立西宮高(兵庫)のFW細井優希とFW渋谷大山や、大阪府選抜の一員として10年千葉国体準優勝を経験しているGK亀岡秀平(桜宮高)も参加が決まった。この他にも「関西ラウンド」「関東ラウンド」ともに、近年全国大会で結果を残している名門校から選手の出場が予定されているだけに、どのような才能が現れるか注目が集まる。

「THE CHANCE」とはプロ契約を交わしていない若きフットボールプレーヤーを対象とした世界各国で実施されるプロジェクト。世界55か国で行われるセレクションを勝ち抜いた100名がバルセロナ(スペイン)のユースアカデミーで開催されるグローバルファイナルへ進出し、そこでナイキによって選出された16名は4週間のスカウティングツアーでマンチェスター・U(イングランド)やユベントス(イタリア)などのアカデミーチームと対戦。その活躍次第では欧州でプロ契約を勝ち取る可能性もあるのだ。

 世界でのプロ契約という「夢」を目指す選手たち。3名の“日本代表”の座を懸けた国内選考会は6月30日のセミファイナル「東北ラウンド」でスタートし、その「東北ラウンド」ではMF岡崎涼(帝京安積高)とFW皿良優介(尚志高)、DF佐藤翔太郎(尚志高)、DF池田リアンジョフィ(仙台大)の4名が、また7月7日に行われたセミファイナル「九州ラウンド」では名門・鹿児島実高(鹿児島)のMF木村健太とFW内村一哉、そして鎮西高(熊本)MF松村哲太の3選手が、7月21日と22日に計50名によって開催されるジャパンファイナルへのチケットを勝ち取った。

 現時点でセミファイナルを突破した7名と、日本各地を訪問したナイキスカウトから参加権を得たプレーヤー25名の計32名がジャパンファイナルへの進出を決めており、残る枠はあと「18」。「関西ラウンド」と「関東ラウンド」から誰がジャパンファイナルへと駒を進めるのか。「九州ラウンド」でスカウトを務めた元日本代表DF名良橋晃氏は「技術が一番大事だと思うんですけど、120パーセント自分を出せるかということも大事。そこで怖気づいちゃったら他の選手に負けてしまうし。本当、失敗してもいいと思う。失敗したらまたトライすればいいだけなので、そういう負けない気持ちというのが、凄い大事だと思います」とコメント。関東、関西の挑戦者たちは、全国的に無名の千葉英和高(千葉)からW杯戦士へと上り詰めた名良橋氏のように夢を掴む事ができるか。「関西ラウンド」と「関東ラウンド」に集まる選手たちの120パーセントのプレー、夢へ向けて決してあきらめないプレーを期待したい。

[写真]「関西ラウンド」「関東ラウンド」からジャパンファイナルへのチケットを手にするのは「誰だ」

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