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元Jリーガーの西脇容疑者を逮捕、JFA田島副会長は不快感あらわ「自分より弱い子に対してひきょう」

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 岐阜県警各務原署は11日、西脇良平容疑者を傷害の疑いで逮捕した。同容疑者はサッカークラブ『FC Alma大垣』で指導する際に、中学2年生の男子生徒に暴行を加えた上、両腕骨折などの重傷を負わせた疑い。スポーツニッポンによると、「指導の一環だった」と話しているという。

 西脇容疑者はジェフユナイテッド市原(現・千葉)の下部組織出身で98年からはトップチームでもプレー。J1通算12試合、J2通算10試合の出場経験を持っている。引退後は生まれ故郷の岐阜県大垣市に設立された『FC Alma大垣』でコーチとして子供たちを指導していた。

 このことを受け、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長も不快感をあらわにした。デイリースポーツによると、JFAはこれまで体罰・暴力の根絶に努めていたこともあり、「強くアナウンスをしてきたが、憤りを感じる」と語気を強めたという。

 また体罰問題が明るみとなった柔道界との比較を求められた同会長は、「それぐらい許されるという体罰への寛容性が長い歴史にある。全てなくすぐらいの気持ちでいかなければ、こういうことは起きてしまうんだなと感じました。サッカー界全体で、体罰を受けて成長したという人がまわりにいるのも事実ですが、そういうことはありえないんだと。まして、自分より弱い子に対してするのはひきょうとしか言いようがない」と話している。

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