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松江シティFC、元鳥取・実信の移籍後初ゴールなどで開幕3連勝

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 島根県松江市をホームタウンに、2020年までのJリーグ昇格を目標に掲げている松江シティFC。そのステップとしての来季JFL昇格に向けて、まずは中国リーグ優勝を目指している。その中国リーグの第3節、松江シティFCvsSRC広島戦が、4月13日に行われた。

 4月5日と6日に中立地の山口県で2試合を消化し、2連勝と好調なスタートを切った松江シティは、これが今季初のホームゲーム。昨季までガイナーレ鳥取でプレーし、今季加入した松江シティのMF実信憲明にとっても、移籍後初のホームゲームとなった。

SRC広島も連勝スタートを切っており、今季の優勝争いの行方も占う大事な一戦。前半からお互いにチャンスをうかがう中、前半にリードを奪ったのは松江シティだった。MF山崎崇史の突破でPKを獲得すると、これを実信がしっかり決めてゴール。実信の移籍後初ゴールが決まり、多くのファン・サポーターが集まったスタンドは大いに盛り上がった。

 1―0のリードで迎えた後半、松江シティはボールを支配して追加点を狙うものの、なかなかゴールを破れず。残り15分となったところでカウンターから失点して追い付かれ、嫌なムードが漂った。しかし、そんな雰囲気を打ち破ったのがDF山内智裕。失点の直後、ゴール前のこぼれ球を豪快な右足ミドルでゴール左上スミに突き刺し、再びリードを奪った。

 さらに松江は実信のCKに、交代出場のFW尾島徹哉がヘッドで合わせて3点目。結局そのまま3-1で勝利し、開幕3連勝を飾った。

 パスはつながるものの、ゴール前でのアイディアとリズムの変化に乏しく、課題ものぞかせた松江シティだが、まずは3連勝の好スタート。ホームゲーム初戦で実信が1得点1アシストと期待通りの活躍を見せたことは光明と言えるだろう。

(取材・文・写真 石倉利英)

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