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障がい者サッカー選手が授業に登壇、小・中学生対象の「インクルーシブ教育プログラム」がスタート

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 日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は2月28日、今年4月1日から小・中学生を対象とした体験型授業「JIFFインクルーシブ教育プログラム」の提供を開始することを発表した。コロナ禍のため、当面はオンラインでの実施。同日から小・中学校からの申し込みを受け付けている。

 JIFFでは、2019年から本プログラムのトライアルを実施。21年11月から株式会社マネジメントソリューションズを「教育コンテンツ開発パートナー」および「サプライサービスパートナー」に迎え、事業化に向けて準備を進めてきた。

 本プログラムは、オンライン・45分で行う体験型の授業で、障がい者サッカー選手が登壇し、行われる。障がい者スポーツ・サッカーにある道具やルールの工夫、競技力向上や日常生活の中での工夫などを伝え、差別や偏見が生まれる前の小・中学生に向けて、障がい理解や多様性への気づきを促す教育的アプローチとする。現在は、デフ(聴覚障がい)、ロービジョン(視覚障がい/弱視)のプログラム実施が可能で、今後はほかの障がい種別のプログラムも提供できるように拡充する。

 今月1日には、中外製薬株式会社による2022年度「JIFFインクルーシブ教育プログラム」への協賛および所属アスリートの派遣協力が決定。中外製薬は20年から、同社所属の設楽武秀(デフフットサル)のコンテンツ開発やトライアル授業への派遣などを行っており、22年度からの事業開始にあたり、協賛および継続した所属アスリートの派遣協力を決定した。


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